2018年10月24日 01:06 掲載

ニュース・プラス 「ハイ、メルセデス」と声をかけると応えるベンツ。
Aクラスがフルモデルチェンジし、新機能満載で登場。


JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一

18102251-01.jpg

 メルセデス・ベンツは10月18日、新型「Aクラス」(写真上)を発表した。今回のフルモデルチェンジで、初代から数えて4代目となる。Aクラスは、メルセデスのボトムレンジを担う車だ。1.4Lの4気筒ターボエンジンを搭載し、組み合わされるのは7速デュアルクラッチトランスミッション、モデル名は「A 180」となる。メルセデスのことだから、今後、大排気量エンジンを搭載した上位モデルが続々追加されるはずだ。

18102251-03.jpg


音声認識機能搭載で、会話をするように指示できる

 今回のAクラスの最大のウリは、「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」というシステムを搭載したことだ。これは、対話型インフォテインメントと呼ばれ、まるで会話をするように音声で車に指示を出すことができるシステムだ。

 これまでも音声入力によるシステムを搭載した車はあった。従来のそれらシステムは、「温度設定」や「目的地検索」など、あらかじめ決められたコマンドを発声し、それから細かく設定していく煩わしさがあった。今回、Aクラスに搭載されたシステムはそれらとは一線を画す。温度を下げたければ「暑い」と、目的地検索は「東京スカイツリーに行きたい」と伝えるだけでいいのだ。

18102251-02.jpg

 このシステムは「ハイ、メルセデス」と呼びかけることで起動する。シャイな日本人に向けたというわけではないだろうが、「ハイ、メルセデス」と陽気に言えないあなたはディスプレイに表示されたマークをタッチすることでも操作可能だ。

 今回標準装備される機能としては、目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報、各種ヒーターや照明の調整などに対応している。"自然言語認識機能"を搭載しこれらの対応が可能になったのだが、加えて「学習機能」も備えている。インターネット回線を経由してクラウドに接続されているので、新たに登場した流行語や、時代による用字用語の変化も対応するのだ。

 これまでの機械による返答のような、紋切り型の返答だけではないので、メルセデスでは「車との会話が楽しくなるはずだ」としている。また、Aクラスの開発はドイツを中心に行われたが、今回の日本語対応化にあたっては日本国内で調整。「腹減っちまったなあ」「今日天気悪くねえか」など、語り言葉の"揺れ"にも対応している。「関西弁など、ある程度の方言にも対応させている」ということだから、試乗する機会があったら、筆者のズブズブの東北訛りで話しかけてみようと思う。ドライバーが話しているのか同乗者が会話しているのかを認識したり、次に何をしたいのか予測し、例えば「今16時ですが、お気に入りのラジオを選曲しますか」といった提案する機能まで備わっているので、あのメルセデスが、筆者にどんな"返し"をしてくるのか、今から楽しみだ。