2018年10月24日 00:04 掲載

ニュース・プラス 読書週間を前に判明した「読書のストレス低減効果」


JAFメディアワークス IT Media部 大坂 晃典

 毎年、11月3日の文化の日を挟んだ10月27日~11月9日の2週間は「秋の読書週間」である。ネットやSNSでの情報収集が増え、最近では読書離れを感じている人も多いのではないだろうか。脳科学者などの専門家と共同でストレスと心身や肌との関係を調査・研究している「オフラボ」では、10月27日(土)からスタートする読書週間を前に、成人女性が1日にどれくらい本を読んでいるかを調査。また、読書とストレスの関係を調査した。

※本記事内の調査結果はすべてメディプラス研究所「オフラボ」によるもの。

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果たして、読書はストレス低減に効果があるのだろうか?

成人女性の半分以上は読書をしていない?

 女性全体(調査対象の全国7万人)の読書の習慣を調べたところ、半数以上の52.9%が読書習慣は「ほとんどない」と回答。また、年齢層別では、20代の「読書をしない」が67.3%と非常に高く、年代が上がるごとに「読書30分以上」の数値が次第に上昇していく傾向があった。

年齢別で見た読書習慣の有無181022-1001.jpg

全体的に「読書しない」の割合が高いものの、年代が上がるごとに読書をする傾向がうかがえる。

 また、上記の対象者を高ストレス者と低ストレス者に分けたところ、読書習慣が「ほとんどない」が高ストレス者の6割以上を占めていることが判明。一方、低ストレス者の60.5%は読書習慣のある人が占めた。

高ストレス者・低ストレス者と、1日の読書時間の関係181022-1002.jpg

表の赤枠部分に注目。高ストレス者の6割以上は読書習慣が「ほとんどない」。逆に低ストレス者のおよそ6割が読書習慣のある人で占められている。なお、このデータでの高ストレス・低ストレスの分類は、厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に株式会社メディプラス研究所が独自加工して点数化したものとなっている。

読書習慣に関わらずSNS・メールの利用時間は「30分以下」が最多

 次はSNS・メールの利用時間に関する結果だが、読書をする人は、その分SNS・メールをする時間が少ないということはなく、読書習慣に関わらず30分以下で利用している人が半数以上という結果に。読書をする人でも、SNS・メールをほどほどに活用していることがわかった。

1日のうちで「SNS・メール」に費やす時間181022-1003.jpg

この結果を見ると、読書をする・しないに関わらず「SNS・メール」の利用時間に大きな差はないことがわかる。

図書館は隠れた癒しスポット?

 下の表は「月1回以上行動すること」を高ストレス者と低ストレス者と分けて集計し、そのパーセンテージを比較したもの。その結果、外食やショッピング、温泉などを上回り、低ストレス者は高ストレス者に比べ、約1.5倍の率で図書館に足を運んでいることがわかった。

「月1回以上行動すること」
高ストレス者・低ストレス者の比較結果
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低ストレス者は高ストレス者に比べ、図書館へ足を運ぶ率が約1.5倍という結果に。

 外食や買い物に比べ、図書館へ足を運んでいる人の割合は決して高くはないが、静かで好きな本に集中できる図書館は、気持ちを落ち着けられる場所でもあるようだ。

 成人女性の半数以上は読書習慣が「ほどんどない」とのことだが、読書週間を前に、改めて気になる本をゆっくり楽しむ時間を作ってみてはいかがだろうか。

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