ニュース・プラス 全国の病院にどんどん導入してほしい! 埼玉県・上尾中央総合病院、心臓病専用救急車を導入

2018年08月27日 13:10 掲載

JAFメディアワークス IT Media部 日高 保

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埼玉県の上尾中央総合病院が導入した心臓病専用救急車「モービルCCU」。排気量2.7Lのエンジンを備え、4速オートマ。正面の「MOBILE CCU」が鏡文字なのは、前走車のバックミラーに映ったときに読めるようにしてあるため。

 全国的に、ドクターカー(医者が乗車して迎えに行く救急車)を導入している大型病院が増えてきている。今回、埼玉県上尾市の上尾中央総合病院が導入したのが、心臓病専用救急車「モービルCCU」(Mobile Coronary Care Unit:移動式心臓集中治療施設)だ。

 上尾中央総合病院は、埼玉県の県央医療圏(上尾市、桶川市、北本市、鴻巣市、伊奈町)の二次救急指定病院となっており、年間に約9000件の緊急搬送を受け入れている。同地域の核となる医療支援病院として、連携医療機関を支えているのだ。

 今回の「モービルCCU」は、地域の連携医療機関からの要請に迅速に対応するため、循環器系急性疾患の患者の前方搬送(他病院から同病院への搬送)を行うことを目的として導入され、8月13日から運行を開始した。同病院広報によると、8月23日までにすでに3回の出動があったという。

心臓病専用救急車「モービルCCU」が導入された理由は?

 上尾中央総合病院は地域最大の病院として、医師や看護師、技師などのスタッフ、手術・検査設備、入院設備などが最も整っており、日常診療を行うクリニックや診療所・医院では対応できない患者も受け入れている。

 そうした患者の搬送は、これまではかかりつけ医が自治体の救急車に患者搬送を依頼していた。しかし循環器系の疾患の場合、一分一秒を争う。そこで、専門医による初期診断ができて必要に応じて初期治療が始められるように、循環器の専門医が同乗して出動できる「モービルCCU」を導入したという。

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「モービルCCU」の性能に迫る!