2018年06月19日 15:00 掲載

ニュース・プラス 【JNCAP2017】
衝突安全・前期後期全15台の得点は? 歴代2位の高得点車も登場!


11位:トール(ダイハツ)※SCAなし
総合得点:169.6点(81.5点)

総合評価:★★★★

歩行者保護:78.70 乗員保護:77.23 シートベルト着用:6.00
OKマーク:【ASV+】

評価試験を受けたグレード:OEM車「ルーミー カスタムG」(トヨタ) ※前期
OEM車:ルーミー/タンク(トヨタ)、ジャスティ(スバル)

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ダイハツ「トール」SCAなし(試験を受けたのは、OEM車のトヨタ「ルーミー」)。SCA付きと比較できるよう、側面衝突試験を正面からとらえた画像を掲載した。サイドガラスが割れているが、今回はダミーの頭部が当たって砕けたわけではない。ただし、クルマによっては頭部を打ち付けてしまう危険性が大いにあり、SCAは重要だ。ダイハツの衝突安全ボディ「TAF(タフ:Total Advanced Function)」は、フロントサイドメンバー(両サイドにあり、車両前端からタイヤハウス内側を通って前席下まで続く前後方向のフレーム)を高効率のエネルギー吸収構造にしてあり、さらに衝撃分散型ボディ構造や、引っ張り強度の高い高張力鋼板、板厚の異なる差厚鋼板などを採用して安全性を高めている。画像提供:NASVA

 

12位:ミラ イース(ダイハツ)/軽New!
総合得点:165.7点(79.7点)

総合評価:★★★★

歩行者保護:85.97 乗員保護:70.92 シートベルト着用:4.00
OKマーク:【ASV+】

評価試験を受けたグレード:X"SaⅢ"
OEM車:ピクシス エポック(トヨタ)、プレオ プラス(マツダ)

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後期初登場のダイハツの軽自動車「ミラ イース」は、17年5月にフルモデルチェンジして2代目となった。ほかのダイハツ車と同様に、衝突安全ボディ「TAF」を採用している。「ミラ イース」の特徴的なところは、歩行者保護が乗員保護を15点以上も上回っていること。歩行者保護85.97点は、今回の軽自動車5車種の中でトップの得点だ。その高得点を実現したのが、歩行者傷害軽減ボディ。歩行者との接触事故を想定し、ボンネット、フェンダー、ワイパーピポットなどの各所に衝撃緩和装置や吸収スペースを設定し、より歩行者保護が高められた。画像提供:NASVA

 

13位:ワゴンR/同スティングレー(スズキ)/軽
総合得点:163.0点(78.4点)

総合評価:★★★★

歩行者保護:73.42 乗員保護:75.76 シートベルト着用:4.00
OKマーク:【SCAあり】【ASV++】

評価試験を受けたグレード:HYBRID FX ※前期
OEM:フレア(マツダ)

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17年2月にフルモデルチェンジしたスズキの軽自動車「ワゴンR」とその上級モデル「ワゴンR スティングレー」。画像は、オフセット前面衝突試験の様子。フルラップ前面衝突試験とは異なり、衝突で回転モーメントが発生するため、多くのクルマが後輪を浮かせつつ向きを変えてしまう。「ワゴンR」シリーズもスズキの衝突安全ボディ「TECT」を採用しており、コンパクトなボディながらキャビンが守られているのがわかる。ただしSCA(サイド・カーテン・エアバッグ)を装備していないため、運転席のダミーはサイドガラスにぶつかっている。オフセット前面衝突試験では後席にもダミーが乗せられ、後席でも衝撃の度合いが測定される。画像提供:NASVA

 

14位:ムーヴ キャンバス(ダイハツ)/軽New!
総合得点:160.5点(77.2点)

総合評価:★★★★

歩行者保護:73.56 乗員保護:73.11 シートベルト着用:4.00
OKマーク:【ASV+】

評価試験を受けたグレード:G"メイクアップSaⅢ"

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ダイハツの軽自動車「ムーヴ」シリーズの1車種である「ムーヴ キャンバス」は後期登場の1台。女性をターゲットとしており、16年9月に発売された。画像は側面衝突試験の様子。側面衝突では、950kgの台車を時速55kmで運転席側の側面に垂直に衝突させる。衝突エネルギーが大きいため、ひっくり返ってしまうクルマも多い。「ムーヴ キャンバス」もダイハツの衝突安全ボディ「TAF」を採用しており、同車の場合は前後のドア下部にフレームとしてインパクトビームが埋め込まれており、側面衝突対策が施されている。またフロント部分は、歩行者障害軽減ボディとなっており、複数箇所に衝撃緩和装置や吸収スペースがある。画像提供:NASVA

 

15位:スペーシア/スペーシア カスタム(スズキ)/軽New!
総合得点:157.6点(75.8点)

総合評価:★★★★

歩行者保護:73.56 乗員保護:73.11 シートベルト着用:4.00
OKマーク:【ASV+】

評価試験を受けたグレード:HYBRID X

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スズキの軽自動車「スペーシア」およびその上級モデル「スペーシア カスタム」は、17年12月にフルモデルチェンジした。画像は側面衝突試験を斜め後方から撮影したもの。運転席側のドアが前後共に下側部分が大きく内側に凹んでいたり、車体の右側が大きく持ち上がってしまっていることから、これもまた衝突エネルギーの激しさを見て取れる。スズキの衝突安全ボディ「TECT」はもちろん車種ごとに異なり、ドア下部にインパクトビームを設けていない車種もあるが、「スペーシア」および「スペーシア カスタム」には何本ものインパクトビームが設けて安全性を高めている。それでもこれだけドアが大きく凹むことに、側面衝突の怖さがある。画像提供:NASVA

2018年6月19日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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