2018年06月11日 11:00 掲載

ニュース・プラス 【JNCAP2017】
予防安全・前期後期合わせて20車種による得点ランキング! 後期も満点が出た!


JAFメディアワークス IT Media部 日高 保

2017年予防安全ベスト5

 ランキングは1位から順に発表する。79点満点だが、感覚的にわかりやすいように、カッコ内に100点満点換算した得点も合わせて掲載した。予防安全はハイテク装備であり、後から販売されるほどソフトウェアのアップデートなどがあって有利となるため、同点の場合、前期の方を先に紹介する。

 また、「ASV(Advanced Safety Vehicle)」とは「先進安全自動車」を意味し、79点満点中12点を超えると「+」、46点を超えると「++(ダブルプラス)」となる。+が多いほどASVとして優秀であることを示す。2018年からは、さらに上の「+++(トリプルプラス)」が設定される予定だ。

1位:ノート(日産) 合計79点(100点)
ASV++

対歩行者:25.0 対車両:32.0 逸脱抑制:16.0 後方視界:6.0

試験に用いられたグレード:e-POWER X ※前期

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日産のコンパクトカー「ノート」。試験を受けたグレードのHV車「ノートe-POWER」は16年11月2日に発売され、17年9月1日には先進安全運転支援システムの性能向上が施された。具体的には、自動ブレーキ「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の性能を向上させ、車線逸脱防止支援システム「インテリジェントLI」が新たに搭載された。さらに、長距離ドライブ時の運転負荷を低減する「インテリジェント クルーズコントロール」も備えられた。日産はモービルアイ社製の単眼カメラを用いた画像認識システムを採用している。画像は日産グローバル本社ギャラリーにて撮影。

 

1位:CX-8(マツダ) 合計79点(100点)New!
ASV++

対歩行者:25.0 対車両:32.0 逸脱抑制:16.0 後方視界:6.0

試験に用いられたグレード:XD PROACTIVE ※後期

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後期で唯一79点満点を獲得し、同点1位となった「CX-8」。マツダのクロスオーバーSUVの中で最も大型の車種だ。17年12月14日に発売を開始し、1か月で月産販売計画台数の10倍となる1万2042台の累計受注台数を記録した。「CX-8」など、マツダ車に搭載されている先進安全運転支援システムは「i-ACTIVESENSE」と呼ばれ、その核となる画像認識技術には、モービルアイ社製の単眼カメラ方式が採用されている。自動ブレーキ「アドバンスド・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」、車線逸脱抑制装置「レーンキープ・アシスト・システム」、車線逸脱警報システム「LDWS」などを備える。JNCAP2017の後期結果発表会にて撮影。

 

3位:CX-5(マツダ) 合計78.5点(99.4点)
ASV++

対歩行者:24.5 対車両:32.0 逸脱抑制:16.0 後方視界:6.0

試験に用いられたグレード:XD PROACTIVE ※前期

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17年2月2日に発売し、18年3月8日にマイナーチェンジが施された、マツダの中型クロスオーバーSUV「CX-5」。前期で試験を受けた「CX-5」は自動ブレーキの対歩行者試験でわずかに0.5点の減点があり、惜しくも満点とならなかった。基本的に「CX-5」も「CX-8」も搭載する「i-ACTIVESENSE」は、システム的に同一のものだが、車重などが異なるためにそれぞれにチューニングが施されている。また当然ながら新しく発売された車種ほど、ソフトウェアのバージョンが上がって性能も上がるため、後期に試験を受けた「CX-8」の方が性能的にはわずかだが上だった。JNCAP2017の後期結果発表会にて撮影。

 

4位:シビック(ホンダ) 合計78.4点(99.2点)
ASV++

対歩行者:24.4 対車両:32.0 逸脱抑制:16.0 後方視界:6.0

試験に用いられたグレード:SEDAN ※前期追加

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17年9月29日より発売を開始したホンダ「シビック」。18年2月に、評価試験結果の追加発表がされた1車種だ。同社の先進安全運転支援システムである「Honda SENSING」は、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用する方式。単眼カメラを利用した画像認識システムというと、モービルアイ社製を採用するメーカーが増えているが、ホンダは同社製ではないという。「シビック」は対車両、車線逸脱抑制、後方視界情報は満点だったが、対歩行者で0.6点ほど減点があり、満点には届かなかった。JNCAP2017の後期結果発表会にて撮影。

 

5位:N-BOX(ホンダ) 合計76.6点(97.0点)
ASV++

対歩行者:22.6 対車両:32.0 逸脱抑制:16.0 後方視界:6.0

試験に用いられたグレード:G Honda SENSING ※前期

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17年9月1日より発売を開始した、ホンダの2代目「N-BOX」。軽自動車「N」シリーズの核となる車種である。2代目はホンダの先進安全運転支援システムである「Honda SENSING」を全グレードで標準装備した。自動ブレーキの対歩行者で2.4点の減点こそあったものの、それ以外の3項目は満点。結果、軽自動車の中では驚異的ともいえる、完全に頭ひとつ抜きん出た76.6点(100点満点換算で97.0点)という高得点を獲得した。また、ホンダ車で唯一の後方誤発進抑制機能も備える。ホンダ本社ウェルカムプラザ青山前で撮影。

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