2017年06月13日 18:00 掲載

ニュース・プラス 【人とくるまのテクノロジー展:その4】
2000N・mを超えるビッグ・トルク!
ドデカいトラック&エンジンたち!!


日野は「プロフィア」と「レンジャー」のエンジンを展示

 日野は、平成28年度排出ガス規制に適合させた2基の新型ディーゼルエンジンを展示。4月にモデルチェンジした大型トラック「プロフィア」に搭載した「A09C」(8866cc)と、同じく4月にモデルチェンジした中型トラック「レンジャー」に搭載されている「A05C」(5123cc)だ。

 まずはA09Cから紹介。低圧と高圧の2段ターボを搭載し、シリンダーライナー(ピストンが接するシリンダーの内面)にディンプル(窪み)を設けることで摩擦抵抗を減らして燃費を向上させる新技術「ディンプルライナー」が特徴だ。

【A09Cスペック】
総排気量:8866cc
最高出力:279kW/1700rpm
最大トルク:1765N・m/1100-1400rpm

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新型A09C。市販車ではプロフィアに搭載されているが、ダカールラリー参戦用レンジャーにも搭載されており、タフな環境で鍛えられている。

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一般的にエンジン自体のサイズや重量などは公表されないが、A09Cは公表されており、全長1414mm×全幅884mm×全高1191mm、乾燥重量953kg。(1)「EGR(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)バルブ」。(2)高圧コモンレールシステム。(3)サプライポンプ。

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右側にあるのが、上が低圧段、下が高圧段の2段ターボそれぞれのインタークーラー。なお両ターボの切り替えには、「電動バタフライバルブ」が用いられている。

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プロフィアの先代モデルでは、日野のフラッグシップエンジン「E13C」(1万2913cc)のみが搭載されていたが、17年4月のモデルチェンジからは排気量が4L強小さいこの新型A09Cがメインとなった。新型A09CはE13Cと比べて出力で23kW、トルクで392N・m劣るが、約300kgも軽く、結果的に同等の運動性能を実現しているという。

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5123ccの新型エンジン「A05C」