ニュース・プラス 【動画あり】国産車初
「歩行者エアバッグ」の
仕組みに迫る!

2017年06月08日 16:01 掲載

どうやって人とそれ以外の物体とを判別?

 歩行者以外と衝突した場合に歩行者保護エアバッグが展開してしまうのは望ましくないことから、バンパーにセンサーを内蔵して人と接触したときにのみ展開するようにしている。センサーは先端に圧力センサーのついたシリコンチューブだ。シリコンチューブが潰れるとその圧力の変動が圧力センサーに伝わり、エアバッグを展開するというわけだ。これにより、人と衝突したときにだけ反応するようになっている(厳密には、人と似た形と質量のものと衝突したときにも反応してしまうことがあるという)。

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歩行者保護エアバッグを展開させるためのセンサーはバンパー内にある。黄色の楕円で囲っているのが、シリコンチューブが入ったセンサーカバー。赤丸で囲ったシリコンチューブの先端に圧力センサーがある。人がバンパーに接触するとシリコンチューブ内の圧力が変化するので、それを捉えてエアバッグを展開させる。

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シリコンチューブを持つ、株式会社SUBARUの第一技術本部 車両研究実験 第二部部長の古川寿也氏。同社のクルマの安全装備などの開発に携わる。

今後の同社のクルマへの搭載予定は?

 現在、歩行者保護エアバッグはインプレッサと、その姉妹車で今回は同一車種として同時に受賞したクロスオーバーSUV「XV」の2車種に搭載されている。今後の歩行者保護エアバッグの搭載について、「モデルチェンジをして『スバルグローバルプラットフォーム』がベースとなった際に、搭載していく予定」とした(株式会社SUBARU 第一技術本部 車両研究実験 第二部部長 古川寿也氏)。

 ちなみにスバルグローバルプラットフォームは、今回受賞したインプレッサから採用されている、今後の同社のクルマすべてに採用される計画の新型プラットフォーム。詳しくは、こちらで紹介しているのでご覧いただきたい。

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歩行者保護エアバッグの展開の様子を動画で!