2017年02月23日 11:01 掲載

ニュース・プラス 【ジャパン キャンピングカーショー2017】
キャンピングカー
種類別徹底解説-後編-


純日本製も多いキャブコン

 キャブコンバージョン、通称キャブコンは、一般的にトラックをベースにシェルを架装したモデルだ。欧州でも同様の形態については同じくキャブコンと呼び、北米ではクラスCと呼ぶ。

 キャブコンは国産シャシーが複数ある。中でも、多くのビルダーに採用されているのが、トヨタ製のトラック「ダイナ/トヨエース」をベースに開発されたキャブコン専用の「カムロード」だ。それから、専用シャシーというわけではないが、マツダ「ボンゴトラック」はベース車両として選ばれることが多い。

 それに加え、ビルダーである日本特種ボディーが開発したキャブコン用シャシーもある。いすゞのトラック「エルフ」をベースにした「びぃーかむ」だ。そして同社はびぃーかむをベースにして、キャブコン「ASAKAZE」などを開発している。

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日本特種ボディーのASAKAZE。いすゞエルフがベースのキャブコン専用シャシー・びぃーかむをベースに作られている。全長5750×全幅2200×全高3190mm、車両総重量は4200kg。車両価格は1265万8000円(税別)だ。

 なお、ワンボックスのボディをカットしてシェルを載せる方式もこのカテゴリーに該当し、トヨタ「ハイエース」などがベース車両となる。

 ワンボックスベースのバンコンとキャブコンの違いは、ボディをそのまま利用するかしないかという点。バンコンはそのまま利用し、キャブコンはカットしてシェルを新たに搭載するというわけだ。

キャンピングカーの象徴「バンクベッド」とは?

 キャブコンの外見的な大きな特徴として、運転席の上に張り出した「バンクベッド」と呼ばれる就寝スペースがある。必ずしもすべてのキャブコンに装備されているわけではないが、多くのキャブコンに備えられているため、キャンピングカーらしさを表すシンボル的な構造となっている。

 なお、このバンクベッドがあるおかけでキャブコンは乗車定員がそのまま全員就寝できるようなモデルも多い。この居住性の高さから、フルコン、セミフルコンなどと同様に、ファミリーユースなどの多人数での利用に向いたキャンピングカーとなっている。

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運転席の上にひさしのように突き出したバンクベッド。スペースの有効活用はどのカテゴリーのキャンピングカーでも必要で、そうした中で考え出された仕組みである。車種は、日本特種ボディーの「SHINOBI」。

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続いては海外製キャブコンを紹介!