ニュース・プラス 従来にない空撮も可能!
風船+ドローンによる
パナソニック「バルーンカム」登場

2016年07月07日 掲載

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第2回先端コンテンツテクノロジー展のパナソニックブースでふわーんと浮かぶ「バルーンカム」

 パナソニックは6月29日、ドローンと大型風船を組み合わせたスポーツ・イベント演出用ソリューション「バルーンカム」の試作機を開発したことを発表。6月29日から7月1日まで東京ビッグサイトで開催された「第2回先端コンテンツテクノロジー展」でその実機が披露された。

 同社によると、年々スポーツやイベントのテレビ中継などで演出が高度化しており、より大きな感動を実現するエンターテイメントソリューションの要望が、映像製作会社などから寄せられているという。そこで同社がドローンと大型風船を組み合わせて試作したのが、今回のバルーンカムというわけだ。

 直径は約3m、上下の厚みが1.5mというサイズで、浮力を得るのにヘリウムガスが使われているが、それを込みで重量は約2kgとなっている。

 バルーンカムは、ドローン全体を大型風船の中に組み込んでおり、安全性が高められている。万が一、人と接触しても柔らかいバルーン本体が当たる形になるのでケガをさせてにくい。それにより、従来のドローンでは難しい観客の直近や真上を飛行するといったことも可能となり、これまでにない空撮も可能とした。

 さらにバルーンから浮力を得られる省エネ設計なので、従来のドローンと比較して飛行時間が長くなっている。もちろん動かし方にもよるのだが、現在の試作機は30~40分ほど。ドローンが15分飛べれば長い方なので、2倍以上の飛行時間となっている。

 また、機動性に関しても4つのプロペラを最適制御することで問題なく、安定性、機動性、省エネ性、安全性を兼ね備えた空撮機材となっている。 

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バルーンカム(試作機)の構成。

 またバルーンカムの使い方としては、空撮以外にも、ボディ表面を活用した映像や光の演出など、サイネージ的なものも考えられている。イベントなどでの演出用の機材としても利用できるというわけだ。

 同社では今後、新たなエンターテイメントソリューションやサービスの提供に向けて、ボディ形状やバルーンカム特有の制御技術の開発、ノウハウの蓄積などを進めていくとしている。

2016年7月7日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)