MINIATURE ”CAR” LIFE レシピ14 :
「ホラー! やっぱり出た!」の作り方

2018年07月20日 15:27 掲載

深夜のトンネルといえば「出そう」なイメージ

若い頃は怖いもの知らずで、夏になるとノリで「あの心霊スポット行ってみようか......」などと、深夜にドライブをしたものです。僕の地元にも有名なトンネルがあって、そこでは、誰もいないのに人の駆け足の音が聞こえるとか、壁に人の顔が無数に映っているなどの噂がありました。僕らが出かけた時は、不幸、いや幸運にも何も出なかったのですが、やはり深夜のトンネルには「出そう」というイメージがあります。

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さて、今回、無線でLEDが点灯する「X(クロス)ベース」という製品が非常にユニークなので、読者の皆さんにその使い方を伝えたいと思っていた中、2017年12月29日に僕のSNS「MINIATURE CALENDER」(http://miniature-calendar.com/171229/)に掲載した作品を思い出したのです。

この時は、単にトンネル内の照明や車のライトを表現したにすぎなかったのですが、「JAF Mate」の8・9月号掲載の作品だから、読者の皆さんに「夏を想起させたい、でも「Xベース」を使いたい、それなら「トンネル」を表現した過去の作品があるなぁ、などと思考の樹海をさまよっているうちに出遭ってしまったのが? このアイデアです。

草木も眠る丑三つ時。
「もうひと稼ぎしよう」と、山道でショートカットして街へ向かうタクシー。
その先には「出る」と噂されるトンネルがあることはわかっていたが、運転手は、「まさかね」と鼻で笑っていた。
だが、その入り口に白い服を着た女が!
ずぶ濡れだ。満天の星空なのに!!
運転手はアクセルを踏み込んだ。
スリッパのように出口のないトンネルの闇の中へ......。

そう、幽霊の要素をプラスして、過去の作品とベースは一緒でも、全く異なる「ミニも奇妙な物語」となるのです。

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