2016年05月11日 08:39 掲載

ニッポンの皆の衆 山陰の「たたら男」と「やさ男」
文=中丸謙一朗


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イラスト=渡辺コージ

 全国各地の「ニッポンの皆の衆」の物語。第10回は、島根県の奥出雲が舞台だ。

  山陰地方は、因幡国、伯耆国、出雲国の三国等にまたがる日本海沿いのエリアである。ここは古代日本の精神的支柱だ。松江に居を構えていたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、この地域に漂う「霊的魅力」に魅せられ、数々の著作を残した。

 神様の集まる場所、神話の地、出雲大社周辺は、いまや国際的な観光エリアだ。その山陰の山深い土地、奥出雲には、ふらりと訪れる観光だけでは伝えきれない、ものづくりの底力がある。

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