くるナンデス 11月10日は無電柱化の日。
なぜ11月10日なのか。なぜイベントが開催されるのか。
その謎を解きに「無電柱化展」に行ってきた!

2018年11月16日 00:00 掲載

無電柱化はいいことかもしれない

 我々は交通安全を推進する立場から、2番目の「安心して歩けない」はよく分かる。今朝も、こんな風景に出くわした。

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 左の歩道のように見えるのは、歩道ではなくマンションの敷地である。なので、道路の白線は車道外側線ではなく路側帯。一般道における路側帯は歩道と同じなので、ここを歩く歩行者は保護されねばならない。しかし電柱がその道を遮る。まして、この電柱は、電柱自身が渡らんとするばかりに、横断歩道の真ん中にでんと構えている。これ、無電柱化してくれたらなぁ、と思うのである。

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 これも、今朝歩きながら撮った。ぶれててごめんなさい。でも、ぶれたおかげで、ナンバープレートを修正しなくてよくなった。そして、この電柱があるおかげで、この車のオーナー様は、とても慎重に車庫入れをせねばなるまい。

 そして、国土交通省のウェブサイトで、すごい写真を見つけた。

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(国土交通省東京国道事務所ウェブサイトの写真を一部加工)

 つい先日の、台風21号による電柱倒壊の写真である。大阪府泉南市だ。台風によって、なぎ倒された電柱。これによって救援物資も救助車両も被災地の核心に向かえなかい、ということもあっただろう。衝撃的な写真である。無電柱化を推進することは国民の福祉に資する。法に謳われている通りであることがよく分かるだろう。

 ただし、その費用をだれが負担するのか。法の付則によると、国・市町村・関係事業者の適切な役割分担に応じた負担を、ということが書いてある。それが、電気代やネットインフラ費用に跳ね返ることもあるだろう。でも、その負担からも目をそらさず、無電柱化の是非を考えることはよいことである。

 くしくも、国の思惑通り、無電柱化について思慮を深められた一日だった。

 と会場を後にしようとしたとき、家族連れの会話が聞こえてきた。 「○Xちゃん、電柱が無くなったらどんなことがあるかなぁ?」

 冒頭のクイズラリーの解答用紙の最後に、そんなフリーワード欄が確かにあった。

「犬がおしっこできない!」と即答した男の子。大丈夫だよ。きっと無電柱化したあとも、犬はきっと、したいところでおしっこをするさ。

2018年11月16日(JAFメディアワークスITメディア部・濱崎 暢)