2018年03月30日 15:40 掲載

くるナンデス どう変わった!?
1973~2016年・40年強に及ぶ
暴走族構成員数とグループ数の推移


暴走族も大きく様変わりした

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グラフを縮小して掲載。左が構成員数、右がグループ数の変遷。ピーク時が大きくずれている。

 なお、構成員数とグループ数のグラフを並べてみた。気づくのは、ピーク時期のずれだ。

 構成員数が4万2510人で1982年にピークとなったときは712グループで、1グループ平均60人弱。しかし、2002年時点にグループ数が1313グループでピークを迎えたときの構成員数は2万1178人と大きく減っている。このときの1グループ平均は16人強だ。昭和の暴走族は数百台で構成されるような大所帯のグループも多かったが、徐々に1グループ当たりの人数が減っていき、代わりに少数のグループが増えていったことがわかる。なお、近年はグループ数の減少度合いの方が大きいため、2016年の1グループ平均の構成員数は27人強だ。

 また昭和の時代と現代とでは暴走族のスタイルや、構成員の見た目なども大きく様変わりした。1960年代半ばから2010年ぐらい(昭和40年代から平成10年代)までの暴走族の特徴としては、大集団で暴走するほか、無免許運転者が多く、暴走族同士の対立抗争を初めとする悪質な事件が多かったことなども挙げられる。ノーヘルおよび"特攻服"ファッション、違法改造バイク(ロケットカウル、三段シート、エビテール)などの見た目も特徴的だった。

 それが、平成20年代に入ってくると、グループ数も大きく数を減らしていき、1グループも少人数になっていく。現在は、暴走行為への参加を募るためにSNSも利用されているという。しかも免許取得者が多くなってヘルメットも着用するという傾向で、ファッションも昭和のような特攻服はなかなか見かけなくなってきた。バイクよりもスクーターが多くなっている点も特徴だ。

 そのほか近年の特徴としては、過去の暴走族経験者による「旧車會」が生まれたことだろうか。

2018年3月30日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)