2018年03月29日 01:07 掲載

くるナンデス 【自動車カメラマンの、旅のしおり】佐賀県・有田町(後編)自転車でのほほんツーリング。

海からちょっと離れた山あいの町、有田。その風情を体いっぱいに感じるために、今回は移動の手段に僕が選んだのはレンタサイクル。自転車でめぐる有田町。後半ではどんな出会いがあるのでしょうか。

008siyou.jpg

 前編からの続きです。今回も引き続き、佐賀県・有田町を自転車でのんびりめぐり、町の魅力をお届けします。

 日本の磁器産業の発祥の地「焼き物の町、有田」の原点とも言える、泉山磁石場や天狗谷窯跡を見学した後は、有田の町を一望できる高台にある陶山神社(写真上)に向かいます。1658年頃建立したというこの神社、急な階段を上り線路を渡った先にあるという、ちょっと変わった立地です。

007siyou.jpg 境内にある大鳥居、狛犬、欄干などあらゆるものが磁器でできているという焼き物の町ならではの珍しい神社です。

010siyou.jpg

 ここからさらに坂道を5分ほど上っていくと、山あいにひしめき合うようにして立つ有田の町が見えます。多くの人にその名を知られた「有田焼」の産地としては、意外なほどこじんまりとして見えますが、麓には陶磁の美術館、香蘭社や深川製磁本店、日本で初めて磁器が焼かれた窯の一つとされている天狗谷窯跡、窯を築くために用いた耐火煉瓦の廃材などで作られたトンバイ塀のある裏通りなど、この町の見所が一箇所にギュッとつまっています。僕のお気に入りの場所です。

→ 次ページ:
食べ物でも有田焼を体感