2018年03月20日 16:00 掲載

くるナンデス 【クルマ解体新書】
衝突安全の要、クルマの骨格はこうなってる!高剛性ボディの今・トヨタ編


バスならではの骨格を有した「コースター」

kn180315-01-21.jpg

初代より50年の歴史を誇る小型バス「コースター」。3代目からほぼ四半世紀という期間を経て、17年1月にモデルチェンジを果たした4代目が誕生した。

 最後に紹介するのは、トヨタが17年1月に24年ぶりとなるモデルチェンジを果たした、25人程が乗車可能な小型バス「コースター」(4代目)だ。「コースター」は1963年発売の「ライトバス」まで遡ることができ、50年以上にわたって販売されてきた歴史のある車種である。4代目「コースター」では、TNGAのコンセプトを採り入れたGOAでも見られる、骨格の環状構造を用いて強度を高めることで安全性を確保している。

kn180315-01-16.jpg

「コースター」は、ルーフ部の補強材、側面のピラー、フロアの補強材をつないで一体化させた環状骨格を合計4か所に持つ(赤の骨格)。バスのボディに関する世界的な安全評価基準「ECE(欧州統一車両法規)基準R-66(ロールオーバー性能)」に適合しており、横転時の客室空間を確保できる設計だ。

kn180315-01-12.jpg

車内から見た「コースター」の基本骨格のイメージCG。ハイテン材を利用することで、剛性を確保しつつ、軽量化も実現したという。赤いフレームは上の画像と同じで、4か所の環状構造。画像は、「コースター」広報資料PDFより。

2018年3月20日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)