2018年03月20日 16:00 掲載

くるナンデス 【クルマ解体新書】
衝突安全の要、クルマの骨格はこうなってる!高剛性ボディの今・トヨタ編


「プリウス」にはTNGAのコンセプトである環状構造を採用

 4代目「プリウス」は、TNGAプラットフォームを採用した第1号であり、同車のGOAにはTNGAのコンセプトが反映されている。それが環状構造の骨格を採用していることだ。このGOAへの環状構造の採用は、TNGA採用第2号の「C-HR」、第3号の「カムリ」でも採用されている。

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側面衝突時の衝撃を逃がして骨格のわずかな変形のみに抑えることで、キャビン内の搭乗者を守るのが「日の字環状構造」。AからCまでの各ピラー、上部のルーフサイドレール、下部のサイドシルなど、サイドボディの骨格をひとつなぎにして横に寝かした"日の字"型の環状構造としている。広報資料より。

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左右のCピラーをつないで、リアの剛性を高めているリア環状構造。広報資料より。

 さらに、破壊することで衝撃を吸収するフロントおよびリアの構造の内、フロントボディの構造を解説した図が以下のものだ。衝撃を全体に分散させる「マルチロードパス構造」が採用されている。このマルチロードパス構造も、多くの自動車メーカーの基本骨格に採用されている考え方だ。

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バンパーリインフォースと第2クロスメンバーで前方からの衝撃をまず受け止めると、青矢印と赤矢印の通り、複数の方向に衝撃(図中では荷重と表現)に分散して伝わり、骨格全体に逃がすようになっている。広報資料より。

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続いては、そのほかのトヨタ車のGOAを紹介!