2018年03月20日 16:00 掲載

くるナンデス 【クルマ解体新書】
衝突安全の要、クルマの骨格はこうなってる!高剛性ボディの今・トヨタ編


現行プリウスのGOAはこうなっている!

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2代目「プリウスPHV」。4代目「プリウス」がベースだ。MEGA WEBにて撮影。

 それでは、具体的にトヨタの現行車種に採用されているGOAを見ていこう。まずは、15年12月に登場した4代目「プリウス」ならびに、17年2月に登場した2代目「プリウスPHV」で採用されているGOAだ。

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4代目「プリウス」のGOA(左斜め後方から見た図)。青い部分は、高剛性を実現する上で重要な部分。広報資料より。

 4代目「プリウス」のGOAの特徴のひとつは、引っ張り強度980MPa以上の超高張力鋼板(ハイテン材)の採用率を3代目の3%から19%まで拡大したこと。これにより、さらなる強度と軽量化を実現したという。

 ちなみにハイテン材の内、鋼板を加熱して特殊加工した超高張力鋼板は約1500MPaの引っ張り強度を持つ「ホットスタンプ材」と呼ばれており、4代目「プリウス」でも採用されている。

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4代目「プリウス」でハイテン材が使用されているか所を示した図。より濃い紫は980MPa以上のハイテン材が、薄い紫は約1500MPaのホットスタンプ材がそれぞれ使用されている部分。緑色の部分はアルミニウムだ。「プリウス」広報資料PDFより。

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GOAのアンダーパネルの拡大図。赤い部分はハイテン材が使用されている部分。「プリウス」広報資料PDFより。

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「プリウス」からはGOAにTNGAの考え方も反映された!