2020年02月19日 17:10 掲載

クルマ 車内でテンションが下がってしまう子どもは65.2%。家族でお出かけ、仲良しの秘訣は?

本田技研工業株式会社(Honda)が実施した調査「家族におけるコミュニケーションについて」によると、ドライブ中にテンションが下がってしまう子どもが65.2%もいることが明らかとなった。家族でのドライブ事情について見てみよう。

JAF メディアワークス IT Media部 会田 香菜子

車内で子どもと一緒に会話をしたりして楽しむことで、家族の絆をより深めよう。

©drubig-photo - stock.adobe.com

ドライブ中に機嫌が悪くなってしまう子どもは65.2%

「家族におけるコミュニケーションについて」調査結果:ドライブ中に機嫌が悪くなる子どもは65.2%にものぼった。

出典:本田技研工業株式会社

 本田技研工業株式会社によると、ドライブ中にテンションが下がり機嫌が悪くなってしまう3歳~9歳の子どもは65.2%もいることが分かった。子どもにとってクルマでのお出かけは気の進まないものなのだろうか。同調査を読み進めていくと一方で、お出かけ前・準備中の子どものテンションが高いと答えている割合は89.1%9割近くを占めていることがわかる。

「家族におけるコミュニケーションについて」調査結果:実に98.4%もの子どもが、クルマでのおでかけが好きだと回答している。

出典:本田技研工業株式会社

 また、子どもにクルマで家族とでかけることについて聞いたところ、「とても好き」が69.7%、「まぁまぁ好き」が28.7%と、実に98.4%が好意的に思っていることも分かった。さらに、実に98%の子どもが親とドライブ中に会話をしたいと回答しているのだ。では、なぜ子どもはドライブ中にテンションが下がってしまうのだろうか。

「家族におけるコミュニケーションについて」調査結果:ドライブを開始して2時間が子どもの機嫌が悪くなる境界線のようだ。

出典:本田技研工業株式会社

 ドライブ中の子どもの機嫌が悪くなる境界線について質問したところ、「2時間以内」が43.3%と最も多い回答であった。「1時間以内」が22.8%であることもふまえると、過半数以上の子どもがドライブを開始して2時間以内には機嫌が悪くなってしまうようである。
 その原因についての回答を見ると、8割近くを占めたのは「中々目的地につかないから」であった。車内では行動も限られてしまうことから、長時間の乗車は退屈に感じてしまうことが考えられる。「子どもの話を聞いてあげないから」「お菓子などを食べさせてあげないから」「動画やDVDを見せてあげないから」といった理由も、それぞれ2割を超えていた。やはり、行動が制限されてしまうことが子どもにとってはストレスとなるようである。

「家族におけるコミュニケーションについて」調査結果:車内で子どもの機嫌を保つための方法は、「DVD・動画視聴」や「会話をする」などに支持が集まった。

出典:本田技研工業株式会社

 一方、子どもの機嫌を保つためにしている工夫としては「動画・DVDを流す」53.6%を筆頭に、「お菓子などを食べさせる」48.4%、「子どもに話かけ続ける」39.2%などがある。機嫌が悪くなることの原因に、動画・DVDを見せないことやお菓子を与えないことなどが選択肢として挙がっていることからも、これらの方法は機嫌を保つために効果的であると考えられる。しかし、それ以前に目的地に到着するまでの時間が長いと子どもに感じさせるドライブ計画には、反省の余地がありそうである。途中で、SAやPAに立ち寄って気分転換をするなど、車内にいる時間が1時間以内になるような計画が効果的だといえそうだ。

車内は親子の会話が弾むチャンス。

「家族におけるコミュニケーションについて」調査結果:75.8%の人が、車内の方が会話がしやすいと感じている。

出典:本田技研工業株式会社

 これまで見てきたように、ドライブ前にはテンションが高いのに、ドライブ中にはテンションが下がって機嫌が悪くなってしまう子ども像が明らかとなった。そして、子どもが目的地までのドライブを憂鬱に感じないようなドライブ計画を立てることで、もう一つの効果を得られそうである。それは、「家族のコミュニケーションの向上」だ。
 車内での家族の会話については、「他の場所(スペース)と比べて会話しやすいと感じるか」という質問に対し、「とても感じる」19.1%、「やや感じる」56.7%という結果が出ている。さらに、「普段言いにくいことが言いやすくなると感じるか」という質問でも、50.4%が「言いやすくなると感じる」と答えていた。家族のコミュニケーションの場としては 、実は車内も適していることが示された。
 年間100本を超える公演や親子コンサートで人気の「まあせんせい」こと菊池氏は、「車内では子どもは動き回ることなく、親は家事などで中断されることがないのでさまざまな会話を楽しめるチャンス」だと言う。

「家族におけるコミュニケーションについて」調査結果:車内での話題には、「学校などであったこと」「子どもの好きなもの・こと」などがあるようだ。

出典:本田技研工業株式会社

 子どもと話すトピックについては、送り迎えなどの短時間(10分以内)では「幼稚園や保育園、学校であったことの話」が61.4%でトップだった。一方、1時間以上のドライブで一番多いトピックは、「子どもの好きなもの・ことの話」が37.7%だった。いずれも日常的な話題だからこそ、家では家事などに追われ集中できず、つい聞き流してしまうこともあるかもしれない。車内では座っている距離もぐっと近くなる分、精神的距離も近くなるのではないだろうか。何気ない会話の積み重ねが、子どものことを理解することにもつながるはずである。
 車内は家族のコミュニケーションに適している、ということが今回の調査からは明らかとなった。車内で過ごす時間を有効に活用するためにも、ドライブ中に子どものテンションが下がらないように事前に計画をすることが大事だろう。

 これから春休みに入ると、ドライブ旅行などの機会が増えると思う。上手にドライブ計画を設計することでコミュニケーションが活発になれば、きっと家族円満の秘訣のひとつになるはずだ。

【「家族におけるコミュニケーションについて」調査概要】
調査対象:12月/30代既婚男女446名(男性222名/女性224名)
2月/30代既婚男女442名(男性221名/女性221名)
※以下を条件とする。
・家族でクルマと所有しており、少なくとも週末はクルマを利用している。
・2人以上の子どもがおり、1番上の子どもの年齢が3~9歳であること。
対象地域:全国

ライターお勧めの関連記事はこちら