2020年01月10日 18:40 掲載

クルマ 新車販売台数ランキング2019!最も売れたのはプリウス【乗用車・小型車】

一般社法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)は、2019年1~12月における車名別新車販売台数(軽自動車を除く)を発表した。トップは前年より台数を伸ばした「トヨタ・プリウス」。昨年トップの「日産・ノート」は2位となった。

JAFメディアワークス IT Media部 大槻 祐士

2019年の新車販売台数は3年連続マイナス

2019年|新車販売台数|乗用車・小型車|累計台数

2019年 新車販売台数(乗用車・小型車)。 出典:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会の資料より作成

 2019年1~12月における新車販売台数(軽自動車を除く)は、普通乗用車と小型乗用車の合計が282万1886台(前年比97.5%)で、昨年と比べると2.5ポイント減少した。これで年間販売台数の減少は2017年から3年連続となる。

 その背景には、小型乗用車の減少がみてとれる。普通乗用車の新車販売台数は、158万6342台(前年比100.2%)と僅かだが増加しているのに対し、小型乗用車は123万5544台(前年比94.1%)と約6ポイント減少しているのだ。

 小型乗用車の販売が不調だったのは、近年躍進を見せる軽自動車が1つの要因であるといえよう。事実、昨年1~12月の新車販売台数(軽自動車を含む)の1~4位までは全てトールワゴンタイプの軽自動車だった。軽自動車でありながら十分な空間を持つこと、税金が安いことなどを魅力的に感じるユーザーが多いのだろう。

2019年ブランド別新車販売台数ランキング

2019年|ブランド別新車販売台数ランキング|乗用車・小型車|

2019年 ブランド別新車販売台数ランキング(乗用車・小型車)。 出典:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会の資料より作成

 次に2019年におけるブランド別新車販売台数を見てみよう。1位はトヨタで132万9069台(前年比102.0%)と前年より僅かながら販売台数を伸ばした。2位のホンダが35万7242台(前年比94.6%)であるので、その差は実に97万台以上と2位以下を大きく引き離した。

 その他で前年より販売台数を伸ばしたブランドは7位のレクサス(前年比113.2%)、8位の三菱(前年比101.2%)、9位のダイハツ(前年比123.8%)だった。

 前年より販売台数を大きく伸ばしたダイハツは、軽自動車で培ったパッケージング技術を小型車に落とし込んだトールが、上期に好調だった。また、12月にコンパクトSUVの新型ロッキーを販売開始したことも販売台数の上積みに貢献した。

2019年車名別新車販売台数ランキング

 次に2019年における車名別の新車販売台数(乗用車・小型車)をランキング形式で見てみよう。

2019年|新車販売台数ランキング|乗用車・小型車|車名別ランキングトップ10

2019年 車名別新車販売台数ランキング トップ10(乗用車・小型車)。 出典:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会の資料より作成

2019年|新車販売台数ランキング|乗用車・小型車|1位・プリウス

トヨタ・プリウスPHV 出典:トヨタ

1位:トヨタ・プリウス 12万5587台(前年比108.8%)

 1位は、トヨタ・プリウスで販売台数は12万5587台(前年比108.8%)と前年より増加した。4代目の発売時に不評だったフロントマスクのデザインを2018年12月のマイナーチェンジにおいて刷新したことが功を奏したようだ。


2019年|新車販売台数ランキング|乗用車・小型車|2位・ノート

日産・ノート 出典:日産

2位:日産・ノート 11万8472台(前年比86.9%)

 昨年1位の日産・ノートは2位へと転落。販売台数は11万8472台(前年比86.9%)と前年より大きく減少している。現行のノート(2代目)は、2012年9月に発売されたモデルで発売からすでに7年以上が経過。2016年11月のマイナーチェンジ以降に大きな刷新はないため、2018年から徐々に販売台数を落としている。依然として人気の高い車種だけに新型ノートの発売を待つユーザーも多いのではないだろうか。


2019年|新車販売台数ランキング|乗用車・小型車|3位・シエンタ

トヨタ・シエンタ 出典:トヨタ

3位:トヨタ・シエンタ 11万880台(前年比117.9%)

 3位のトヨタ・シエンタは11万880台(前年比117.9%)と大き伸ばし、前年の5位から急上昇。トップ3入りを果たした。

 シエンタは、2015年のフルモデルチェンジから3年を経て2018年9月にマイナーチェンジ。昼間歩行者検知機能やペダル踏み間違え時のサポートブレーキなど、安全装備を標準装備(XとFUNBASE Xを除くグレード)にしたことも販売台数増に貢献したと思われる。


2019年|新車販売台数ランキング|乗用車・小型車|4位・カローラ

トヨタ・カローラ、カローラツーリング 出典:トヨタ

4位:トヨタ・カローラ 10万4406台(前年比116.1%)

 4位のトヨタ・カローラも昨年の8位から急上昇。販売台数を10万4406台(前年比116.1%)と大きく伸ばした。

 カローラは2019年9月にセダン・ワゴンともにフルモデルチェンジ。セダンでは国内13年ぶりとなる無印の"カローラ"というネーミングが復活した。このモデルチェンジで、パワートレインは刷新され、ガソリン車(CVT)とハイブリッド車は排気量が1.5Lから1.8Lにアップされた。また、ハイブリッド車のカローラアクシオ(2代目)に設定されなかった4WD車が新たに加わるなど、多様なニーズに応えられるラインナップとなり、結果につながった。


2019年|新車販売台数ランキング|乗用車・小型車|5位・アクア

トヨタ・アクア 出典:トヨタ

5位:トヨタ・アクア 10万3803台(前年比82.0%)

 5位はトヨタ・アクアで10万3803台(前年比82.0%)と大きく販売台数を落とし、前年3位から急落した。

 アクアは2019年上期までは3位をキープしていたが、7月以降に失速。そのタイミングでシエンタの販売数が増加。10月になるとカローラの販売数が増加している。このことから、アクアの購入層が同ブランド・同価格帯のシエンタとカローラに流れたと想像できる。


 2017、2018年と大きな変化がなかったトップ3の顔ぶれは、2019年になってシエンタがトップ3入りを果たして変化した。しかし、プリウスとノートの2強は未だ健在なようだ。急上昇中のシエンタとカローラは2強を崩すことができるのだろうか? それとも2020年に発売される他の車種が食い込むのか? 今後の新車販売台数の動向を見守りたい。

 ※2019年の車名別販売台数ランキングのトップ10以降が気になる方は【写真】ページへ。トップ50までのデータを掲載しました。

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