2019年12月10日 19:30 掲載

クルマ けん引免許不要の移動式サウナ。キャンピングカー好きの次の狙いはコレだ!

人気マンガのドラマ化などもあり、今ちょっとしたブームになっているのが「サウナ」。本記事では、キャンプ場でちょっとした贅沢を楽しみたいと考えている人に注目の「サウナトレーラー」を紹介する。さらに、流行中の「ロウリュ」や「ととのう」といった新概念まで、サウナ好きライターが熱く解説!

JAFメディアワークス IT Media部 大坂 晃典

アウトドアで楽しめる移動式サウナが誕生!

 昨今、優雅なキャンプスタイル「グランピング」がすっかり定着した。大きめのテントに優雅なソファーやダイニングテーブルを用意し、アウトドアとは思えないような凝った食事などを楽しむ。そんな豪華なキャンプスタイルである。そして、その贅は尽きることを知らず、ついにアウトドアでサウナが楽しめるトレーラーサウナが登場。サウナブームもあってちょっとした注目を浴びている。

写真で見るだけでもワクワクしてくるトレーラーサウナの外観。

写真で見るだけでもワクワクしてくるトレーラーサウナの外観。これがあれば、アウトドアライフに幅が広がるのは間違いない。

普通自動車でけん引できるトレーラーサウナ

 本場フィンランドで誕生したトレーラーサウナは『メトスアセマ』の名称で、日本でも2017年から販売されている。この移動式サウナ、最も大きなポイントとなるのは普通自動車でけん引できるという点。トレーラーの総重量が750kg以下なので、普通自動車免許があればけん引することができるのだ。

 自宅にサウナがあるという家庭はそう多くはないだろう。個人でサウナを楽しむというだけでも、十分に特別感が味わえそうだが、これがキャンプ場などのアウトドアで堪能できるとなれば、とてつもない非日常感が堪能できることは想像に難くない。

トレーラーサウナの中はどうなってるの?

 では、トレーラーサウナの中を覗いてみよう。

 扉を開けると、木製のベンチ&ウォールや本格派の薪式サウナヒーターなどが完備されている。銭湯や温泉にあるサウナルームと同様、快適に楽しめそうだ。

トレーラーサウナの中には、木製のベンチ&ウォールや本格派の薪式サウナヒーターなどが完備されている。

内装は、ほぼ一般的なサウナルーム。とても移動式トレーラーの中とは思えない。

アウトドアではありがたい薪式ストーブ

 搭載されているサウナストーブは薪式。サウナ内を熱するのに電気もガスも使わないので、アウトドアでは実にありがたい。発売元の株式会社メトスによると、サウナストーブにはトレンドがあり、かつては時短・手軽さが重視され、電気式やガス式が多く普及していったという。そして、今の注目株は薪式サウナストーブ。電気式やガス式に比べ、薪式は熱がマイルドで、本物の炎の持つあたたかみが心にもゆとりをもたらしてくれるという。

サウナストーブの今のトレンドは薪式。この下にあるストーブで火を焚くことで、サウナストーンと温水タンクの水を温めることができる。

この下にあるストーブで火を焚くことで、サウナストーンと温水タンクの水を温めることができる。

トレーラーサウナで「ロウリュ」を楽しむ贅沢

 ところで、フィンランドに伝わるサウナ風呂の入浴法「ロウリュ」をご存知だろうか。「ロウリュ」とは、熱したサウナストーンに水をかけることで蒸気を発生させ、体感温度を上げつつ発汗を促すというもの。アロマオイルを使うことで香りも楽しむことができ、香りとともに舞い上がる熱波の心地良さは格別。近年では街中のサウナ施設などでも、一定の時間になるとスタッフが「ロウリュ」のサービスをしてくれるところも多くなってきた。このトレーラーサウナなら、自分だけのスペースで好みのアロマオイルを使い、好きなタイミングで「ロウリュ」が楽しめる。まさにパーソナルサウナならではの贅沢だ。

移動式サウナならではの非日常体験!

 トレーラーサウナならではの魅力は、やはり移動先でサウナが堪能できるという点だろう。アウトドアでサウナを堪能するというだけでも非日常が十分に味わえる。その上、シチュエーションによってさらなる心地良さが待っているであろうことも想像できる。もしサウナを設置した場所が湖畔だったらどうだろう。

湖畔にあるサウナ小屋のイメージ。ちなみに左のテントがサウナで、株式会社メトスが販売する「サウナテント®」

湖畔にあるサウナ小屋のイメージ。ちなみに左のテントがサウナで、株式会社メトスが販売する「サウナテント®」。現地で組み立てられるもう一つの移動式サウナだ。

 本場フィンランドでは、サウナから出た後、そのまま湖にダイブできるよう湖畔にサウナ小屋を建てるという。温まった体で自然の中に飛び込む快感。これを目当てにフィンランドへ旅立つサウナファンもいるという。そんな魅惑的なシチュエーションを想像するだけで「ととのって」しまいそうだ。

サウナ好き注目の新概念「ととのう」って何?

 さて、ここで「ととのう」という概念について説明しよう。「ととのう」とは、テレビドラマ化もされたタナカカツキ氏のサウナマンガ『サ道』に出てくる、サウナ好きの間で注目されている新概念。サウナの中もしくはサウナを出てからのリラックスした状態からトランス状態へ切り替わる瞬間を指す。感覚的なものだけに、体感したことがないと共感が難しいと思うが、リラックスした状態からふと感覚が鋭敏になる瞬間。これがサウナでの「ととのった」状態だ。サウナでなくとも、応援していたスポーツチームがまさかの逆転勝利をした瞬間や、美味しいものを食べた際に味覚が全身を駆け巡るような感覚も「ととのう」という状態に近いだろう。

 ちなみにサウナ好きの筆者が「ととのう」瞬間は、水風呂の中でやってくる。サウナを出て冷たい水風呂にじっくり浸かる。息を吐きながらじっとしていると、やがて体の芯までキュッと引き締まる感覚が訪れ「ととのって」くるのだ。これからサウナを突き詰めてみたいという方はぜひ、この「ととのう」という感覚を味わっていただきたい。もちろん、トレーラーサウナがあればこの感覚を自分の好きなタイミングで味わうことができることだろう。

 トレーラーサウナ『メトスアセマ』は、株式会社メトスから販売されており価格は250万円(税・諸経費別)。キャンピングカーでけん引すれば、サウナ付き宿泊施設さながらの究極のキャンプライフが堪能できそうだ。

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