2019年11月09日 16:30 掲載

クルマ 電動化へと突き進むドイツメーカーの本気を見た!【フランクフルト・モーターショー2019(VW・ポルシェ・アウディ編)】


JAF メディアワークス IT Media部 秋月新一郎

4ドアスポーツクーペとして開発された、ポルシェ初の量産型電気自動車「タイカン」。

ポルシェ初の量産型EV、タイカンの衝撃

 電気の時代はついにスポーツカーにも到来した。そう強烈に印象づけてくれたのは、やはりポルシェ初のピュアEV「タイカン」の登場だ。

 440kWもの大出力モーターを積むクルマの詳細については、すでにレポート済みなので割愛させていただくが、特に興味深かったのは欧州でまもなく始まる二酸化炭素(CO2)の排出量規制に対する同社の取り組みだ。

 欧州では2021年以降に販売するすべての新車のCO2排出量を平均95g/km以下(現在は130g/km)に抑えることが求められていれる。各自動車メーカーが急いでEVを開発する理由のひとつがここにあるわけだが、911のような大排気量のスポーツカーを作るメーカーにとってはまさに危急存亡の秋。だがポルシェはその難題を、このタイカンをもってクリアしようと考えているようだ。

タイカンのインテリアは、現行の911やパナメーラなどのデザインとかなり近い印象。

 つまり単に規制をクリアするために電動化を推し進めるのではなく、猛烈に速いEVを手にした上で、今後も911やボクスター、ケイマンといったエンジン搭載車を作り続けていくと。その姿勢は、さすがポルシェとしか言いようがない。

 ショー会場では、そんなファンの期待にも応えるべく、最新の自然吸気ボクサーシックスを搭載した718スパイダー/ケイマンGT4を披露。これからもポルシェがピュアなスポーツカーメーカーであり続けることを強くアピールしていた。

ステージ奥に鎮座するのは、ポルシェのアイコン「911」だ。

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