2019年09月14日 13:49 掲載

クルマ オフローダーとキャンピングカーのイイとこ取り! クルマと暮らす理想のライフスタイルとは?

キャンピングカーのオーナーさんたちは普段どんな遊び方をしているのでしょうか? 今回は、ピックアップトラック「三菱トライトン」をベースにしたトラックキャンパーをこよなく愛する、埼玉県在住のH・Mさんを訪ねました。

文・大音安弘

●お名前
H・Mさん

●車名
三菱トライトン+MYSミスティック・J-cabin F

●このクルマを選んだ理由を教えて下さい
他のキャンピングカーとは異なるアメリカンな雰囲気にひかれました。荷台にあるキャビンは取り外すこともできるので、使い方や積載物によってさまざまなスタイルで楽しめるところも魅力でした。

●このクルマの一番気に入っているところはどこですか?
自由に気軽に旅ができるところですね。排気量の大きいエンジンを積んでいるので、長距離走行での疲労も少なく、機動性も優れています。またキャンピングカーとしては、ベッドスペースが広いので、快適に眠れるところ。また単にピックアップトラックとしても使えるので、普段使いから遊びまでマルチに楽しんでいます。

●普段、キャンピングカーをどのように使っていますか?
キャンプやアウトドア・アクティビィティのベース基地として活用。道の駅を巡りながら観光地を回るクルマ旅も多いです。深夜や早朝などに出発し、のんびりと下道を走って、目的地に前のりできるところも良いですね。

トラキャンって何ですか?

 Mさんのキャンピングカーは、ピックアップトラック「三菱トライトン」の荷台にキャビンを搭載したトラックキャンパー、通称「トラキャン」と呼ばれるタイプのもの。日本のキャンピングカーといえば、軽自動車やワゴン車ベースのものが主流だけに、異色の存在といえる。オフローダーとキャンピングカーのふたつの顔を持つスタイリングは、まさに迫力満点。それだけに、旅先でキャンピングカーオーナーやクルマ好きから声をかけられることも多いそうだ。

 そんな珍しいキャンピングカーを選んだMさんは、愛車のメンテナンスを自分で行うほどの根っからのクルマ好き。これまでもスポーツタイプのクルマばかりを乗り継いできたという。そんなMさんがキャンピングカーを購入したきっかけは、ご子息の誕生だった。

 当時愛用していたスポーティな4ドア車では不便と考えて、ファミリーカーとしてミニバンへの乗り換えを検討。そこでどうせ購入するなら、仲間と楽しんでいる草レースの車両を運ぶためのトレーラーを牽引でき、かつ車中泊も可能なワゴン車のキャンピングカー「バンコンバージョン(通称バンコン)」を探すことに。そうして偶然出会ったのが、トライトンのトラキャンだった。

 パワフルな3.5LのV6ガソリンエンジンと、本格的なパートタイム式4WDを備えるトライトンは、牽引にもぴったり。しかもキャンピングカーのキャビンは、中古ながらも年式の割には、かなり綺麗だった上、装備もオプション満載の豪華仕様。しかもラッキーなことに、値段もかなり手ごろだったそう。実車を確認すると、ワンオーナー車で、大切にされてきたことが分かったので、即決したそうだ。

冬でも快適。そして想像以上に広い!

 実車を見せてもらうと、キャビンは想像以上に広かった。その内部は、荷台上と車両のルーフ上の大きくふたつに分かれている。荷台部分にはミニキッチンをはじめ、テーブル、ベンチシート、冷蔵庫、テレビ、電子レンジ、収納などが備わる。テーブルとシートアレンジを変更すると、ベッドスペースにもなるという仕組みだ。

 ルーフ上部は、1760×1960mmのベッドスペースとなり、3名の就寝が可能な広さを持つ。奥行きもしっかりあるので、大人でも足を伸ばして休むことができる。電源は、ソーラーパネル付きのサブバッテリーから供給されるので、停車中も家電や照明などが使えるのは便利だ。さらにガス式FFヒーターも備わっており、寒い時期でも快適に過ごすことができるそうだ。

 購入から3年ほどになるが、4歳になったお子さんはトラキャンが大のお気に入り。お父さんは時間を見つけては、子どもたちとあちこちにクルマ旅に出かけているという。本格4WD車なので、車両入場が可能な河川敷などでも安心して乗り入れられるとあって、幅広いシーンでキャンピングカーを活用できているようだ。またキャビンを下ろし、普段使いも楽しんでいるとのこと。これもキャンピングカーのキャビンをセパレートできるトラキャンの大きな魅力といえるだろう。

 一方、気がかりなのは、やはりコストだ。Mさんの場合は、状態が良くかつリーズナブルな価格の中古車に巡り合えたのは幸運だったに違いない。維持費についても、Mさんによれば、ほぼ通常のピックアップトラックとほぼ変わらないとのこと。

 いまキャンピングカーは、クルマのサイズも価格もありとあらゆるタイプのものが登場している。自分のライフスタイルに合ったお気に入りの1台を探してみてはいかがだろう。

キャビンの取り外しは、四隅に備わる柱でジャッキアップし車両を抜く。電動なので取り外しは楽ちん! 再度積み直す時は、荷台とぶつからないよう慣れが必要なのだとか。