2019年09月06日 15:00 掲載

クルマ それって本当に楽しいの? ど素人が軽キャンピングカーで一泊してみた【体験レポート】


JAFメディアワークス IT Media部 大坂 晃典

翌朝はまさかの大雨!

 普段から朝が苦手な私だが、この日の目覚めにアラームは不要だった。私の目を覚まさせてくれたのは想像を絶する豪雨。クルマのルーフに当たる激しい雨音で叩き起こされた。しかも雨で気温が下がっており、想像以上に寒い。

朝、目覚めるとビックリするほどのどしゃ降り。昨日作った網戸に紅葉した葉っぱが貼り付き、雨模様を背景にちょっとしたアートのようになっていた。

 豪雨とはいえ、クルマの中にいる限り浸水や雨漏りの心配は一切不要。テント泊と異なり、多少の天候不順でも問題なく過ごせるのはキャンピングカーで宿泊する大きなメリットだ。おかげで大雨の中を一歩も外へ出ることなく、前夜に作って水筒に入れておいたハーブティーを飲みつつ、予め買っておいたロールパンで朝食を取ることができた。しかし、ここで大問題が発生。

  どうしてもトイレに行きたい。

 さて、どうする? 考えたが、こればかりはどうしようもない。雨が降るとは思いもしなかったため、傘もレインコートも一切用意してなかったが、クルマのドアを開けてその場で用を足すわけにもいかない。私は覚悟を決めた。どしゃ降りの雨の中、前日に来ていたシャツで頭を覆ってトイレまで猛ダッシュ。戻ってくるやいなや、ドライヤーで髪と体を乾かした。まさかこんなところでドライヤーが活躍するとは思わなかったが、ずぶ濡れのまま過ごすことなく済んで本当にありがたかった。

この頃には車内はすっかりマイルームと化し、完全に生活空間ができあがっていた。

 本来は爽やかな朝を迎え、朝食を堪能するシーンも想定していたのだが、待っていたのは豪雨の中のトイレダッシュ。まぁこれもキャンプの醍醐味だと思うことにしよう。

 この後、雨は2時間ほど降り続け、雨足が収まってきたのは午前10時過ぎ。完全には雨が降り止まない中、そそくさと荷物をまとめ、座席を走行時の状態に戻して撤収することに。こうして私の軽キャン宿泊体験は終了した。

キャンプに持ってきて良かったモノ、持ってくれば良かったモノ

 私にとってこれが初めての単独キャンプ体験となったわけだが、キャンプど素人の私が「持ってきて良かった!」と思えたモノと「持ってくれば良かった!」と思ったモノをここで整理してみたい。

◆「持ってきて良かったモノ」ランキング ◆

【第1位】クリップ付きミニLEDライト!
 ズバリ「持ってきて良かったモノ」第1位は「クリップ付きライト」。手に持って使えるキーホルダータイプのLEDライトも腰にぶら下げていたのだが、こちらは一切使うことなくクリップで固定できるタイプが本当に重宝した。固定できれば両手が使えるし、就寝前などに車内をちょっとだけ照らしておきたい時にも大活躍してくれた。

キャンプで超役立ったクリップ付きミニLEDライト

クリップ付きライトは固定できるのが最大のメリット。

【第2位】地面に噴射するタイプの虫よけスプレー
 当初、体にスプレーするタイプの虫よけを用意しようと思っていたのだが、同僚のSが勧めてくれたのがキャンプやガーデニング用の虫よけ。地面にスプレーしておくだけで虫を寄せ付けないので、今回のように一か所で拠点を作る場合にはオススメだ。

キャンプで超役立った地面に噴射するタイプの虫よけスプレー

地面に時々スプレーしておくだけで効果てきめんだった。

【第3位】キッチンペーパー
 最初は食事後の食器を拭くだけに使っていたのだが、食べこぼしや泥汚れなどタオルで拭くのに抵抗があるようなものを拭くのに大活躍してくれた。ちなみに最も重宝したのが、豪雨の中をトイレダッシュした後の泥だらけの足を拭いた時だった。

◆「持ってくれば良かったモノ」ランキング ◆

【第1位】クーラーボックス
 飲み物や日中の料理で余った食材などは、やはりクーラーボックスに入れておきたいもの。特に夏場は間違いなくあった方が快適だ。

【第2位】レインコート
 実は準備していたものの、家に置いてきてしまったレインコート。山の天気は変わりやすいのは百も承知だったが、事前準備の際に天気予報をチェックした上で、結局持ってこなかったのが悔やまれる。

【第3位】ペットボトルの水
 汲み置きの水でもいいのだが、今回のように豪雨に見舞われてしまった場合でも、車内に水があればお湯を沸かして温かいドリンクを飲むことができるし、手を洗ったり口をゆすいだりするのにも使うことができる。

 他にも「あると重宝するもの」としては、予想以上に気温が下がった場合に備えての厚手の上着。フードもあって動きやすいパーカー系がオススメだ。それから、車内の窓付近にかけておくと目隠しにもなるハンガーとバスタオル。さらにトイレや炊事場などにちょっと出かける際に気軽に履けるサンダルといったところだろう。ちなみに私もサンダルがあったおかげで豪雨の中のトイレダッシュの際、靴まで汚さずに済んで非常に助かった。

初めての一人キャンプ体験を終えて。

 初めての一人キャンプ体験は、思った以上に楽しく有意義な時間となった。あっという間に過ぎ去った感もあるが、何を食べてもうまかったし、非日常感を堪能することもできた。今回足を運んだキャンプ場は、トイレは水洗だし300円で5分使えるコイン式シャワーも常備。さらに寝床はキャンピングカーとなれば、本気のキャンプに抵抗があるという人でも気軽に楽しめることが実証できたのではないだろうか。

 ただし「一人で夜を過ごすのが怖い」という人や「虫や生き物が苦手」という人は、ちょっとした試練が待っているかもしれない。私も体験する前は、一人で夜を過ごすのはちょっと怖い? と思ったが、実際は何のことはなかった。キャンプ場で夜を過ごしたからといって、スマホやカーナビの画面から貞子が出てくることもなかったし、トイレに花子さんもいなかった。だが、コイン式シャワーの脱衣所では手のひらを広げたくらいの大きさの巨大クモと遭遇。この時はさすがにギョッとしたが、こちらが刺激しなければ攻撃されることもないのでそっとしておいた。その後、シャワールーム内で再び遭遇した時はもう一度驚ろかされたが。

夜も更けた頃、クルマのガラスに貼り付いていたアマガエル。きっと私が中で楽しそうに過ごしていたので、うらやましくなって覗きに来たのに違いない。

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