2019年09月06日 15:00 掲載

クルマ それって本当に楽しいの? ど素人が軽キャンピングカーで一泊してみた【体験レポート】

アウトドアやキャンプに憧れがあるものの、道具もノウハウもないという人は多いのではないだろうか。そんな人でもテントの設営などが要らないキャンピングカーなら、手軽にキャンプ体験ができるはず。実際に編集部員が軽キャンピングカーを借りて体験してみた。

JAFメディアワークス IT Media部 大坂 晃典

「日常から抜け出し、一人で逃避行したい」

 誰もが、時にそんな気持ちになることがあるだろう。私も年に一度くらいは「一人になって逃避行したい」と思ってしまうタイプ。そんな時は何も考えずにクルマを走らせ、健康ランドに一泊して帰ってくるといったことを繰り返していた。

 だが、健康ランドで一泊の逃避行もパターン化してきて新鮮味がなくなってきた今日この頃。私は新たな刺激を求めていた。そんな矢先に飛び込んできたのが、今回の「軽キャンパーで一泊する」という企画だった。

 一人になりたいクセのある私。実は単独キャンプに強い憧れがあるのだが、残念ながら道具もノウハウもない。しかも真っ暗な山の中で一人で寝るなんて、正直ちょっと怖い。でもキャンピングカーなら話はまったく別。テントの設営も必要なくクルマの中で寝られるなんて、最高じゃないか!

 私はこの企画に迷わず手を挙げて立候補した。

軽キャンピングカー体験、その前に?

 キャンプなんて何年振りのことだろう。10年近く前に友人たちと海辺で泊まったことはあるが、その時はキャンプ好きの友人が何もかも準備してくれて、私は用意してくれたテントで寝るという「殿様キャンプ」だった。たった一人、外で寝泊まりするのは初めての経験だ。

 まずはレンタカーの手配。「軽キャンピングカーのレンタルなんてあるのだろうか?」と思いきや、探すと意外とあるもので、今回の企画にドンピシャで理想的なクルマを手配することができた。

スズキのエブリイをベースにしたキャンピングカー「TASRO」

スズキのエブリイをベースにしたキャンピングカー「TASRO」。

スズキのエブリイをベースにしたキャンピングカー「TASRO」

赤と黒でコーディネイトされた内装も非日常感を演出してくれる。

 大自然に囲まれながら、この空間が自分だけのものになると思うだけでワクワクしてくる。ちゃんとコンセントも付いているので、電気もある程度は使えそうだ。キャンプのノウハウがまったくない私としては、可能な限り文明の利器を活用しながら一人の夜を満喫したい。スマホの充電だってしたい。ワガママだとは思いつつ、キャンピングカーに泊まるとはそういうことだと思っているのは私だけだろうか。

 キャンプを実施したのは8/29・30の2日間。千葉県袖ケ浦にある「森のまきばオートキャンプ場」でキャンプ体験をすることにした。AC電源が設置されたエリアもあるので、キャンピングカーさえあれば多少の家電なども使えるはず。行く前からテンションが上がってくる。

 だが、ここからが問題だ。事前に何を用意すればいいのかさっぱりわからない。一人で寝泊まりするのに必要なモノは? 食事の用意は? そこで私は同部署のSに相談した。Sは台風だろうが真冬だろうが、休みさえあればキャンプに出掛けるほどのアウトドアマニア。キャンプに関するあらゆるノウハウとアイテムを持っている男だ。実に心強い。私がSに相談をしていると、Sの隣席のYも「キャンプ場でできるアウトドアレシピを記事にしたい!」と便乗。話がどんどん盛り上がってきた。

 その結果、日中はSとYもキャンプ場へ同行してアウトドアクッキングを実践することに。なんだか、企画趣旨の方向が変わってきている気がしたが、楽しそうなのでヨシとしよう。

アウトドア&料理の達人のおかげで贅沢な時を満喫。

 当日はピーカンの快晴。8月末の灼熱の太陽の下、軽キャンをレンタルした私は、社用車にどっさりアウトドアグッズやら調理器具を積み込んだSとYが待つ木更津のショッピングセンターで合流。一緒に買い出しを行い、無事にキャンプ場へ到着した。

 キャンプ場へ到着するやいなや、すかさずアウトドアキッチンの設営を始めるS。見事な手際であっという間に調理場が完成した。

「私の家より充実してるのでは?」というほどの見事なキッチンが、あっという間に完成した。

元シェフだという Yの手さばきは実に見事だった。私はカメラマンに徹して、ひたすらYの調理の様子を撮影することに。

 ここからはレシピ記事を担当するYの出番。実はYは元シェフでエスニック料理店で活躍していたという腕の持ち主。元シェフならではの手際の良さで、限られた時間の中で4品を見事に作り上げた。なお、これらのレシピについては後日、別記事で詳しく紹介する予定だ。そちらも乞うご期待!

元シェフのYが手際良く作った4品がこちら!

「とりあえずお疲れっ!」ジンジャーエールで乾杯。

 こうして料理も無事完成し、ようやく3人揃ってのお楽しみの時間。少し遅めの優雅なランチタイムと思いきや、Sがこう口にした。

「オレ、今夜すごい大事な飲み会があって、絶対に間に合うように帰んなきゃなんないから10分で食って撤収だからな」

 買い出しの時点でかなり時間が押していたのは事実。実はこの日、私がレンタカーを借りに行く直前に財布を忘れたことに気づき家に取りに帰ったことで、大幅に時間のロスが生じていたのだ。時間が押した発端は私にある。「何だよそれ」という言葉を飲み込みつつ、目の前の4品を掻き込むように平らげ、即座に洗い物を済ませる私とY。ものすごい効率の良さでキッチンを撤収するS。確かに気づくと時刻は夕方4時を過ぎていた。

ものすごい勢いで撤収作業を始めるS。楽しい時間は瞬く間に過ぎ去ってしまった。

ちょっと前まで美味しい料理が並び、華やかだったキャンプエリアがあっという間に寂しさいっぱいに。ギャップが凄すぎる。

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いよいよ夜の部。サバイバルがスタート!

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