2019年08月23日 12:25 掲載

クルマ EV&PHEVの夏の祭典「第6回 ジャパンEVラリー白馬 2019」、今年は9月14日(土)・15日(日)に開催。最新EV試乗会も!

走行時にCO2をまったく出さないEVとFCV、もしくは排出量が少ないプラグインハイブリッド(PHEV)で参加可能なイベント、「ジャパンEVラリー白馬」が一般社団法人日本EVクラブと白馬EVクラブの主催で今年も開催される。CO2の削減と地球温暖化防止のため、EVやPHEVの普及を応援することを目的としたイベントであり、北アルプスの麓の長野県白馬村の大自然を家族や友人と満喫できる内容だ。

神林 良輔

第6回ジャパンEVラリー白馬 2019告知

「ジャパンEVラリー白馬2017」で実施されたパレードランの様子。白馬村は、日本アルプスの中でも、北側に位置する北アルプスの麓にある。そんな雄大な山をバックに、田園地帯の間を縫ってEVやPHEV、FCVが連なって走った。

 ちなみにラリーというと、WRCやダカールラリーなどの公道や過酷な大自然の中を走ってタイムを競うモータースポーツを想像してしまうが、本来の意味は「離合集散」。「ジャパンEVラリー白馬」は、全国各地から(海外からもOK)、EVやPHEV、FCVに乗って、白馬に集まるというスタイルのイベントだ。必ずしもマイカーである必要はなく、レンタカーやディーラー試乗車などでもOK。中央本線白馬駅まで電車で来て、近くの店舗でレンタカーを借りて参加するのもありだ。ちなみにタイムは競わないが、どれだけ早くに到着したか、どれだけ遠くからやって来たかなどは特別賞として表彰されるので、数日前に自宅を出発する人もいれば、九州などからやって来る人たちもいるのだ。

 同イベントの開催目的は、「充電設備の普及により、EVでも遠方へのドライブに十分使えるということを示し、一般の人々が感じているEVの航続距離は短いという不安を払拭する」ことがひとつ。さらに、「EVは単にクリーンだというだけでなく、ドライブが楽しく、疲れないクルマであることをアピールする」のも狙いだ。そして「EVは人と人、人と社会・地域、自然とがつながる力があるということを伝えること」も重要な目的となっている。

一般社団法人日本EVクラブ代表で、ベテランモータージャーナリストの舘内端(たてうち・ただし)氏

ジャパンEVラリー白馬開催の中心的役割を担っている、一般社団法人日本EVクラブ代表で、ベテランモータージャーナリストの舘内端(たてうち・ただし)氏。

今年のメインイベント「EVチャレンジ! アベレージラリー『村男III世カップ』」は3クラスの設定に

 ジャパンEVラリー白馬2019は、9月14日(土)・15日(日)の2日間の日程だ。初日は無事集合できた参加者がモータージャーナリストなども含めてテーブルディスカッションをしたあと、ゴールの東急白馬ホテルにて懇親会ビュッフェパーティに参加。その中で、EV普及アンバサダー認定証授与式やそのほかの表彰式、ビンゴ大会などが行われる(宿泊は東急白馬ホテルでも、ほかの施設でも各自の自由)。

 そして2日目に行われるのが、メインイベント「EVチャレンジ! アベレージラリー『村男III世カップ』」だ。ドライバーとナビゲーターが必要なため、2名1組が参加条件となる(ひとりでも、スタッフとペアを組んでの参加が可能)。冬はスキー場として知られ、夏はキャンプなどのイベントを楽しめる施設「Hakuba47」をスタート地点とし、当日配布されるコマ地図に従って白馬村周辺を走行。時間内に、白馬村の中心にあるゴールの「八方の湯・八方第2駐車場」(予定)を目指すという競技だ。

ジャパンEVラリー白馬

白馬村は、まさに北アルプスの麓にあり、目の前に山々が連なる。そんな雄大な自然をバックに、2日目はパレードランやアベレージラリーを行う。

 ルート中に計時区間があり、遅すぎてももちろんダメだが、逆に早すぎてもダメという、法定速度や交通ルールをしっかりと守って無理せずに走るのが基本である。ゴール後は、場所を栂池高原 雪の広場に移して表彰式とランチというスケジュールだ。「EVチャレンジ! アベレージラリー『村男III世カップ』」は、競技で優勝を目指すと同時に、白馬村の大自然を満喫できるイベントなのである。

ジャパンEVラリー白馬

アベレージラリーはタイムの早さで競う競技ではないので、こうした「アウトランダーPHEV」+キャンピングトレーラーのような形で参加しても、表彰台の真ん中を狙うことも可能だ。

 今回のアベレージラリーはクラスがひとつ新設され、3クラスで開催される。エキスパートクラスは、ジャパンEVラリー白馬2019自体への参加者(2日間通しての参加者)が参加できるクラス。15日(日)のアベレージラリーのみの参加者は、アベレージラリークラスだ。そして今回新設されたのが白馬村民クラス。白馬村在住者が参加可能で、10組まで募集中。白馬EVシェアリングのフォルクスワーゲン「e-Golf」など、運営側がEVを用意するので、EVやPHEVなどを所有していなくても参加可能だ。また、各クラスとも、1名でもスタッフを相方にしてアベレージラリーに参加することができる。

ジャパンEVラリー白馬のアベレージラリー表彰式

アベレージラリーの表彰式の様子。ドライバーが免許を持っていれば何の問題もないので、ナビゲーターはお子さんでもOK。

参加費用と申し込み方法について

 参加費用はエキスパートクラスが、アベレージラリー参加費、初日夜の懇親会参加費(1人分)、2日目アベレージラリー終了後のランチ代(1人分)、記念Tシャツ(1枚)、ステッカーなどを含めて、参加車両1台につき、2万2500円(税込)。同伴者については、別途懇親会参加費1人につき大人7500円/小学生以下4000円(税込)、ランチ代1人2000円(税込:子ども料金設定なし)が必要となる。記念Tシャツの追加は1枚2000円だ。

 アベレージラリークラスは、アベレージラリー参加費、ゴール後のランチ代(1人分)、記念Tシャツ(1枚)、ステッカーなどを含めて、参加車両1台につき1万5000円(税込)。同伴者についてはランチ代1人2000円(税込:子ども料金設定なし)が別途必要となる。

 エキスパートとアベレージの両クラスの参加希望者は、「第6回 ジャパンEVラリー白馬 2019」特設サイトから可能だ。また白馬村民クラスの参加希望者は、白馬EVクラブもしくは日本EVクラブまで問い合わせとのことで、連絡先は同じく特設サイトにある。参加申し込みの締め切り日は8月31日(土)だ。

ところで、いったい「村男III世」とは何者!?

 メインイベントのアベレージラリーは既述の通りだが、その競技の冠となっている「村男III世」とは誰なのか。本名、ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世(むらお・さんせい)は、2012年11月23日に、「白馬村にスキー伝来100年」を記念してペガサス座流星群からやって来たという、白馬村在住の平和的地球外生命体(らしい)。なんともすっとぼけた顔をしているが、アベレージラリーはそんな彼の名を冠した由緒正しい(?)競技なのである。

ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世

ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世。なんとも脱力系のゆるい顔立ちなのは、1日に15時間も寝ているからか。宇宙からやって来たが、地球を侵略する気はなさそう。今ではすっかり白馬村の住民となっており、将来の夢は白馬村の村長だそうだ。背中に翼があるので飛行能力がありそうに見えるが、実はお手製のただのファッションなので飛ぶのは無理。ちなみにヴィクトワール・シュヴァルブランとは、フランス語で「勝利の白馬」という意味だ。

3連休最終日の16日(月・祝)には関連イベント「COOL CHOICE 親子で楽しむEV展示&試乗会」も

 ジャパンEVラリー白馬自体は2日間で終了だが、3連休であることから翌16日(月・祝)にも関連イベントが実施される。「白馬グリーンスポーツの森」駐車場にて、最新のEV&PHEV試乗会と、キッズが参加可能なEVレーシングカート「kids ERK」の組立体験イベントも行われる。試乗会では、最新EVにモータージャーナリストやエコドライブのエキスパートが同乗し、EVの特性や特徴を説明してもらいながらの運転を楽しめる。今回は買い求めやすい中古EVも展示されるという。参加費は無料だ。ぜひもう1泊して、3日目は最新EV三昧してみてはいかがだろうか。

EV試乗会(「プリウスPHV」(手前)と「MIRAI」(奥))

第4回ジャパンEVラリー白馬2017でEV試乗会が行われたときは、国産車はトヨタの「プリウスPHV」やFCV「MIRAI」、三菱「アウトランダーPHEV」などが用意された。輸入車は、テスラ「モデルS」やBMW「i3」などのEVや、フォルクスワーゲン「ゴルフGTE」やボルボ「XC90」などのPHEVが合計10車種ほど用意された。あれから2年が経ち、特に海外メーカーはどこもEVやPHEVのラインナップを拡充しており、今回はどんな車種が用意されるのか楽しみなところ。

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