クルマ 速すぎる! フェラーリ初の量産型プラグインハイブリッド、SF90ストラダーレは一体何がすごいのか?

かねてから噂されていたフェラーリ初の量産型PHV(プラグインハイブリッド)が、ついに公開された。その名は「SF90ストラダーレ」。新世代のフェラーリとはいかなるものか。自動車ジャーナリストの大谷達也が、フェラーリ本社のあるマラネロから現地レポートをお届けする。

2019年06月06日 11:28 掲載

フェラーリ史上もっとも速い

 5月29日、フェラーリ初の量産型PHV、SF90ストラダーレが同社の本拠地であるイタリア・マラネロで発表された。

 大きなバッテリーとモーターを搭載するPHVは車両が重くなりがちで、機敏さが重視されるスポーツカーとの相性は本来あまりよくない。つまり、既存のスポーツカーにPHVのシステムをただポンと積んだだけでは、ナマクラな走りのクルマになりかねないのだ。

 しかし、フェラーリはF1などで培ってきたテクノロジーをこのSF90にたっぷりと投入。「並みのスーパースポーツカー」どころか、フェラーリ史上もっとも速いモデルを作り上げてしまったのである。

 その事実を示す証拠を、いくつかご紹介しよう。

 エンジンとモーターによる最高出力はなんと1000ps!最高速度は340km/hに達し、0-100km/h加速は2.5秒で駆け抜ける。ちなみに、たとえスーパースポーツカーでも0-100km/h加速で3秒の壁を破るのは容易ではなく、ポルシェでもっともパフォーマンスの高い911GT2 RSでさえ0-100km/h加速は2.8秒でSF90には及ばない。

 さらに、フェラーリのテストコースでもあるフィオラノ・サーキットのコースレコードを保持していたのは新車価格1億6000万円のラ・フェラーリだったが、SF90はその記録を1秒ほども更新する速さを示したという。したがってフェラーリの量産車として史上最速であることは間違いない。

 SF90の速さの秘密はどこにあるのか?