2020年01月14日 18:50 掲載

ライフスタイル 首都高・小松川JCT開通の効果速報。小松川JCT⇔埼玉方面はC2が早い!


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神林 良輔

小松川JCTの開通による首都高やC3外環道の交通量の変化

 小松川JCT自体の交通量は、両方向合計で開通1週目は1日約6000台で、2週目では1日約9000台と増加中だ。今後も増えていくと予想されているが、それに伴う周辺首都高やC3外環道の交通量の変化を見てみよう(グレーの路線はNEXCO東日本の管轄の高速道路)。

画像8。小松川JCTの周辺高速道路の交通量の計測地点一覧。

画像8。小松川JCT周辺の高速道路において、交通量の変化を計測した地点の一覧。

 計測地点ごとの変化は以下の通り。計測された期間は、開通前1週間(2019年11月25~29日)、開通後1週目(同年12月2~6日)、開通後2週目(同月9~13日)で、平日の平均データだ。開通前1週間⇒開通後1週目⇒開通後2週目となっている。

【首都高速】
(1)C2・四つ木出入口~小松川JCT間:6万8800台⇒7万1200台⇒7万4200台
 開通2週目の交通量が、開通前と比較して5000台以上増加しており、小松川JCTの開通が関係しているものと思われる。

(2)7号小松川線・錦糸町出入口~小松川JCT間:6万1000台⇒6万800台⇒6万1700台
 当初、小松川JCTの開通により、錦糸町出入口~小松川JCT間を含めたC1経由ルートの交通量は減るものと期待されていたが、今回の計測期間では大きな変化はなかった。小松川JCTの交通量が増加しているにも関わらず、錦糸町出入口~小松川JCT間のあまり変化がないということは、小松川JCTの利用者の多くが元からC1経由ではなかった、ということも推測される。

(3)7号小松川線・一之江出入口~E14京葉道路:4万9300台⇒5万2900台⇒5万5200台
 小松川JCTの東側に位置する計測地点。開通前と比較して開通後2週目は5000台以上増加しており、小松川JCTの開通が関係しているものと思われる。

(4)B湾岸線・葛西JCT~葛西出入口:13万800台⇒13万100台⇒13万400台
 首都高において千葉~埼玉・北関東方面を往来するためのルートのひとつであるC2葛西JCT経由。このルートの交通の約8割は、千葉区間が2018年6月に開通した際にC3外環道に転換したという(国土交通省大宮国道事務所の「埼玉県渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ」の公開資料による)。そのため、現在ではC2葛西JCT経由で千葉~埼玉・北関東方面を往来する車両は割合として少ないようだ。実際、小松川JCTの開通前後で葛西JCT~葛西出入口はわずかな増減しかなく、C2葛西JCT経由は元から千葉~埼玉・北関東方面の往来でそれほど多くは利用されていなかったようだ。

画像8。小松川JCTの周辺高速道路の交通量の計測地点一覧。

画像8(再掲載)。小松川JCT周辺の高速道路において、交通量の変化を計測した地点の一覧。

 続いてはNEXCO東日本の管内となる、(5)C3外環道の三郷JCT~京葉JCT、(6)E14京葉道路の京葉JCT~原木、(7)E51東関東道の湾岸市川~谷津船橋の計測結果だ。計測データは、NEXCO東日本で計測されたものが首都高速に提供された。

【NEXCO東日本管内】
(5)C3外環道・三郷JCT~京葉JCT:6万4400台⇒6万2100台⇒6万3200台
 開通前と比較して開通後1週目で1日2000台以上が減っており、小松川JCTを利用してC2経由ルートを選んだドライバーが多かった可能性が考えられる。ただし、2週目には再び増加している。渋滞の状況などに応じて、C2経由とC3外環道経由と使い分けていることが考えられるだろう。

(6)E14京葉道路・京葉JCT~原木:10万6300台⇒10万6700台⇒10万9400台
 7号小松川線が接続しているE14京葉道路。今回の計測地点としては、(3)の7号小松川線・一之江出入口~E14京葉道路の東側に位置し、間にはC3外環道と接続する京葉JCTがある。開通2週目で開通前よりも1日3000台以上の増加となった。この増加も、小松川JCT開通が関係していると考えていいだろう。

(7)E51東関東道・湾岸市川~谷津船橋:12万100台⇒11万8100台⇒11万8100台
 位置的には、(4)のB湾岸線・葛西JCT~葛西出入口の東に位置する。ここは開通後に1日2000台が減少。(4)がほぼ変動がないのに対し、湾岸市川~谷津船橋が大きく減っている理由も、やはり小松川JCTの開通によりルートが大きく変わった可能性がある。従来は、E51東関東道~高谷JCT~C3外環道を利用して千葉~埼玉・北関東方面を往来していた交通が、E14京葉道路~小松川JCT~C2に乗り換えたのではないだろうか(千葉に入るとE14京葉道路とE51東関東道は近距離で並走して千葉市稲毛区の宮野木JCTで接続するので、どちらも利用しやすい)。


 今回の計測データから浮かび上がってくることは、E14京葉道路・7号小松川線~小松川JCT~C2というルートの交通量が間違いなく増加しているということだ。つまり、小松川JCTの開通が千葉~埼玉・北関東方面の交通の流れを変えたといえるだろう。今後、小松川JCTの開通がさらに浸透していくことで、C2経由の利用がより増加していくものと思われる。

 また、小松川JCTの西側に位置する計測地点の錦糸町出入口~小松川JCTが大きく変動していないことから、開通前はE14京葉道路・篠崎IC~C2・平井大橋出入口間を一般道で通行していたドライバーがC2経由の高速道路を利用するようになった可能性も考えられる。

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周辺一般道における交通量の変化

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