2020年03月09日 12:20 掲載

ライフスタイル 立ち寄らずにはいられない、歴史がテーマのユニークSA・PA5選

全国に800か所以上あるSA・PAのなかでも、地域性やテーマ性にフォーカスしたユニークな場所があるのをご存じだろうか。本記事では、中でも忍者や戦国武将、江戸の街並みなど歴史を楽しむことができるユニークな施設を紹介していこう。

JAF メディアワークス IT Media部 会田 香菜子

旧国鉄時代の車両の中で名物の釜めしを味わう。横川SA(上)

上信越自動車道・横川SA(上):横川駅再現ホームとキハ57系車両横川駅再現ホームとキハ57系車両。 写真提供:ネクセリア東日本株式会社

 群馬県に位置する上信越自動車道・横川SA(上)には、昭和30年代の信越本線・横川駅のホームが再現された「メモリアルコーナー」がある。そのホームには旧国鉄時代のキハ57系の車両も設置されており、電車ファンにはたまらないSAだ。実はこの車両、前頭部のみJR九州の廃車(キハ58系)を移設し、当時の横川~軽井沢間を走っていたキハ57系にあわせて再現したカットモデルなのだそう。

上信越自動車道・横川SA(上):メモリアルコーナー車内では飲食も可能だ。

メモリアルコーナー車内では飲食も可能だ。 写真提供:ネクセリア東日本株式会社

 このメモリアルコーナーの車内では、当時のままの運転台が見学できる。また、天井の扇風機など当時の様子が再現された座席はイートインコーナーを兼ねており、昭和の雰囲気たっぷりの座席で食事をすることも可能だ。

上信越自動車道・横川SA(上):名物「峠の釜めし」(1,100円/税込)

約60年前の誕生時から変わらない素朴な味わい「峠の釜めし」。 写真提供:ネクセリア東日本株式会社

 この雰囲気の中で食べるなら、横川駅名物・おぎのや「峠の釜めし」(1,100円/税込)は外せないだろう。栗や椎茸、うずらの卵など9種類が益子焼の土釜に隙間なく敷き詰められた釜めしは、発売当時から変わらない素朴な味わいが魅力だという。レトロな雰囲気に浸りながら、その味わいを楽しんでみてはいかがだろうか。ちなみに、峠の釜めしはお土産として持ち帰ることも可能だ。また、この釜めしは施設内のレストランで、小鉢や二八そばとセットになった「峠の釜めし御膳」(1,980円/税込)などセットメニューとしても提供されている。

上信越自動車道・横川SA(上):【左】「軽井沢プディングバーム」(1,296円/税込)、【右】「碓氷峠の力餅 16個入り」(864円/税込)

【左】「軽井沢プディングバーム」、【右】「碓氷峠の力餅 16個入り」 写真提供:ネクセリア東日本株式会社

 その他のお土産では、スイーツも充実している。甘さ控えめの「碓氷峠の力餅 16個入り」(864円/税込)や焦がしカラメルと濃厚なカスタードの「軽井沢プディングバーム」(1,296円/税込)など和洋が揃っている。

「鬼平犯科帳」とコラボした江戸の町並みを歩く。羽生PA(上)

東北自動車道・羽生PA(上):「鬼平犯科帳」コラボのPA。再現された江戸の町並みの中を歩くことができる。

立ち並ぶ江戸の町並みは日本橋の大店が再現されている。 写真提供:ネクセリア東日本株式会社

 池波正太郎の著した時代小説「鬼平犯科帳」とコラボレーションした東北自動車道・羽生PA(上)は、一歩足を踏み入れた瞬間に江戸の町並み風の建物に圧倒される。立ち並ぶ建物たちは、作中に登場する大店だ。そして、建物だけではなくPA内には江戸の日常を感じられるよう、さまざまな仕掛けがある。例えば、今でいう掲示板のような役目だった「高札」や、火事を知らせる鐘「半鐘」なども設置されているのだ。

東北自動車道・羽生PA(上):【左】「五鉄のしゃも鍋定食」(1,500円/税込)、【右】「五鉄名物 一本うどん」(850円/税込)

【左】「五鉄のしゃも鍋定食」、【右】「五鉄名物 一本うどん」 写真提供:ネクセリア東日本株式会社

 グルメにも注目したい。作中で "鬼平" こと長谷川平蔵が馴染みにしていた店名が並ぶフードコートで、老舗が監修したこだわりの料理を味わうことができる。「五鉄のしゃも鍋定食」(1,500円/税込)や「五鉄名物 一本うどん(850円/税込)」など、鬼平が作中で食べていた料理もあるのが、ファンには嬉しい。

東北自動車道・羽生PA(上):「鬼平犯科帳」作中で、鬼平が馴染みにしていた「五鉄」が再現された客席。

作中で鬼平が馴染みにしていた軍鶏鍋屋「五鉄」を再現したフードコートの客席は、ファン垂涎のスポットだ。 写真提供:ネクセリア東日本株式会社

 さらに世界観に浸りたい人は、鬼平が密偵と軍鶏鍋をつついていた「五鉄」をモデルにした客席での食事をおすすめしたい。鬼平の気分になって、こだわりのグルメに舌鼓を打ってみてはいかがだろうか。

東北自動車道・羽生PA(上):両国広小路が再現されたショッピングゾーン。

かつての両国広小路の雰囲気を感じられる「屋台連」。和を中心にした、こだわりのお土産を選ぶことができる。 写真提供:ネクセリア東日本株式会社

 お土産コーナーは、両国広小路を再現したというショッピングゾーン「屋台連」だ。ここでは、老舗の食品や菓子、和雑貨など、ほかのSA・PAとは一味違ったお土産を買うことができる。

東北自動車道・羽生PA(上):十手をイメージしたという「ロングバウムクーヘン」

「ロングバウムクーヘン」は、屋台連の土産ランキングベスト3に入る人気商品だ。 写真提供:ネクセリア東日本株式会社

 ユニークなお土産としては、鬼平の十手をイメージしたというパッケージが印象的な「ロングバウムクーヘン」(1,512円/税込)が人気だ。独自の配合で、しっとりと優しい味わいに仕上げられているのだとか。コラボPAならではのお土産は、ぜひひとつ買って帰りたい。

戦国史に残る合戦の本陣に潜入!?長篠設楽原PA(上下)

新東名高速道路・長篠設楽原PA:【左】武田軍がコンセプトの上り線、【右】織田・徳川軍がコンセプトの下り線。

【左】武田軍がコンセプトの上り線PA、【右】織田・徳川軍がコンセプトの下り線PA。 写真提供:中日本高速道路株式会社

 新東名高速道路・長篠設楽原PA(上下)は、織田・徳川軍と武田軍の合戦として有名な「長篠・設楽原の戦い」がコンセプトのPAだ。上り線は武田軍、下り線は織田・徳川軍の本陣がイメージされた建物で、それぞれの家紋によって飾り立てられている。

新東名高速道路・長篠・設楽原PA(上下):武田軍【左】と織田・徳川軍【右】のラッピング自動販売機からは、武将セリフが方言で流れてくる。

武田軍【左】と織田・徳川軍【右】のラッピング自動販売機からは、武将セリフが方言で流れてくる。 写真提供:中日本高速道路株式会社

 各軍をイメージしたラッピング自動販売機では、それぞれ購入時に武田信玄か織田信長、徳川家康のセリフが流れる仕組みなのだとか。

新東名高速道路・長篠設楽原PA(上):「奥方梅うどん」(480円/税込)は、冬は大根おろしの温かいあんかけ風、夏は冷やしうどんで提供される。

「奥方梅うどん」は、冬にはあんかけ風、夏には冷やしうどんで提供される。 写真提供:中日本高速道路株式

 フードコートでも、戦国武将をイメージしたメニューを食べることができる。上り線では、武田勝頼公と添い遂げた北条夫人をイメージして、長い麺を使用した「奥方梅うどん」(480円/税込)などが味わえる。トッピングされた梅は、愛知県下随一の産地である新城産。梅の酸味が、ドライブで疲れた体を回復させてくれそうだ。

新東名高速道路・長篠設楽原PA(下):「家康 鯛天丼」(1,280円/税込)は、家康公の好物だったといわれる鯛の天ぷらが盛られている。

「家康 鯛天丼」は、鯛の天ぷらのほかにもナス、キノコ、シシトウなど野菜の天ぷらがたっぷり。食べ応えがありそうな一品だ。 写真提供:中日本高速道路

 また、下り線では家康の好物だったといわれる、鯛の天ぷらが2切れ贅沢に盛られた「家康 鯛天丼」(1,280円/税込)など、がっつり食べたい人にも嬉しいメニューがある。

新東名高速道路・長篠設楽原PA(下):お土産コーナーも、装飾から日本刀のレプリカまで戦国尽くしだ。

本物の矢やかがり火のオブジェで飾られたお土産コーナー。武将の愛刀をモチーフとしたペーパーナイフなどのお土産が並ぶ。 写真提供:中日本高速道路株式会社

 お土産コーナー(下)では、通路脇にかがり火風のオブジェが設置されているなど、買い物中にも戦国時代の雰囲気を楽しむことができる。お土産も、武将の愛刀を模したペーパーナイフやフォーク、歯ブラシなど、多彩な品ぞろえだ。何より特徴的なのは、火縄銃と日本刀のレプリカも販売されているということ。国宝「圧切長谷部」や「大般若長光」をはじめとする名刀のレプリカは、眺めるだけでも圧倒されること間違いなしだろう。
 ちなみに、PA(下)から徒歩5分ほどで織田本陣跡がある茶臼山(ちゃうすやま)に行くこともできる。ドライブの気分転換として、散歩がてら歴史散策をしてみてはいかがだろう。

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