ライフスタイル 京都をクルマで観光するための8つのポイント【前編】

2019年07月03日 02:53 掲載

雨輝・松本葉子

京都|クルマ|観光|金閣寺

「クルマで行って大変な目に遭った」という人が多い京都。

 世界的にも屈指の観光地である京都だが、人気スポット周辺は季節を問わず混雑するし、街中は狭い道や一方通行が多いしで、クルマで訪れるには難易度が高いと言われている。それでもやはり「クルマで京都に行きたい!」という人のために、普段から京都市内でクルマを運転している筆者が、知っておくと便利なポイントをまとめてみた。

1.京都に入るのは早朝がおすすめ

京都|クルマ|観光|市街地

早朝だと観光地も市街地もラクに走れる。

 「早朝は空いているから」というと当たり前に聞こえるだろうが、京都に限っては、特別な意味があると知って欲しい。

 まず観光スポットの寺社仏閣は朝早くから参詣できることが多いので、早朝から観光がスタートできる。そして当然その近くの駐車場も早い者勝ちなので、朝早くなら待ち時間なく停めることが可能だ。

 さらに、京都の地下鉄路線はあまり発達していないため(なんせ真ん中に京都御所があるし、掘り返せない遺跡なども多いため)、通勤・通学の足として最重要なのは市内を網羅する「市バス」。そのためラッシュ時間はバスの本数が多いので渋滞が頻発、早朝の時間帯を逃すとクルマでの移動に予想以上に時間がかかるからだ。

2.駐車場をしっかり調べておく。予約しておくのもいい

京都|クルマ|観光|二条城

観光名所の駐車場は大規模でも満車になることも多々

 京都市内の駐車場を検索すると、その数の多さに「楽勝!」と感じるかもしれない。でもそこに落とし穴がある。

 公共駐車場は駐車可能台数が比較的多いが、市街地の民営駐車場は、「2台のみ」といった極小規模なところもたくさんあるのだ。そのため駐車場の所在地チェックだけでなく、駐車可能台数も調べておきたい。最近は予約できる駐車場もあるのでハイシーズンは予約しておく方がいいだろう。

 そして京都ならではの駐車場事情がもうひとつ。間口が狭く奥に長い「鰻の寝床」と称される町家の跡地に作られているため、駐車場所が奥まっていて切り返しができないなど、慣れないと駐車しにくい形状の駐車場が結構あるのだ。実際、ひとつの駐車場の中でも停めやすさによって駐車料金が違ったりすることも。クルマの取り回しに自信がある人でない限り、「え、3番と5番だけこんなに安いの?じゃここに」と安易に停めようとするのはやめた方が無難だ。

 また街中の場合、駐車台数が比較的多い立体駐車場であっても、一方通行の狭い道からしか入れないことも多い。大型車に乗っている人や運転があまり得意でない人は、Googleストリートビューなどで実際の様子を確認しておくことをおすすめしたい。

3.名神では「京都東IC」を使うことを視野にいれて

 名神高速道路で京都市内に向かうには「京都南IC」「京都東IC」の2つ選択肢がある。京都のICというと京都南ICだと思っている人も多く、特に上り方面から利用すると「南」で降りたくなるが、目的地によってはひとつ先の「東」を利用した方が良い場合もある。

 地図を見るとわかるように京都南ICはその名の通り市街地よりかなり南西に位置し、市内中心部や有名観光地までは距離がある。しかもICにつながる国道1号は幹線道路で渋滞しやすく、また七条通より北に行く場合はJR京都駅を越えるのに時間がかかったりする。

 桂川より西の嵐山方面、あるいはJR京都駅近くの東・西本願寺あたり、伏見や宇治が目的ならば京都南ICの利用が便利だが、平安神宮や南禅寺、京都中心部に行くなら京都東ICで降りて一般府道四ノ宮四ツ塚線で西へ向かった方が早いことが多い。 

4.京都三大祭は要注意。特に祇園祭には通行止めが大量発生! 

京都|クルマ|観光|祇園祭|山鉾

祇園祭の期間は主要道路も通行止めになる。

 「お祭りを見るためにクルマで京都を訪れる」という人は、かなりしっかり下調べをしておいた方がいい。また、お祭りが目的でなくても、5月(葵祭)、7月(祇園祭)、10月(時代祭)に京都に行くなら要注意だ。その理由は以下の通り。

・人もクルマも多い
 市内全域が混雑するため、移動のみならず駐車場の確保も大変。

・行列、巡行に伴う渋滞が発生
 葵祭、時代祭の行列、祇園祭の山鉾巡行は市内の主要道路を使うため、その時間、通行止めや車線規制が行われる。それに伴って迂回するクルマが集中し、全体的に渋滞となることが多い。

・祇園祭は長期間
 あまり知られていないが祇園祭は7月1日~31日まで行われる長い祭り。前祭、後祭の山鉾巡行やその前の数日は車両全面通行止めなど多くの規制が行われるが、それ以外の日も注意が必要。

 例えば、「鉾建て」の日以降は、街中の主要道路である四条通も「山鉾」が並ぶため通行車線が減る部分があり、それ以外の道でも山鉾が建っている周辺は通行止め区間となる(※)。カーナビがいくらその道を案内しようが、目の前に山鉾がどーんと鎮座していて通れない場合がある。

  ※参考:京都府警察サイト内「令和元年祇園祭に伴う臨時交通規制」 

 加えて、祇園祭の多発通行止めは「通れない」以外の問題もある。そのエリアにある駐車場が使えなくなるのだ。ぎりぎり使える場所であっても、通行止めエリアを回避して、しかも街中の一方通行を右往左往してやっとたどり着けるという状態になってしまう。

京都|クルマ|観光|通行止め

山鉾が建っている間は当然のごとく通行止め

 今回は、京都をクルマで観光するための8つのポイントのうち4つを紹介した。次回は、京都の細い道と広い道の注意点、パーク&ライドに利用しやすい路線と駅などを紹介する。