ライフスタイル 重量でみればリサイクル率99%を誇る自動車。その秘密が「エコプロ2018」で明らかに。

使用済自動車のリサイクル率は99%! 12月6日(木)~8日(土)に開催される「エコプロ2018」に自動車リサイクル促進センターが出展。紙芝居や工作教室などを通じて、子どもたちに自動車リサイクルの取り組みを紹介する予定だ。

2018年12月03日 16:05 掲載

JAFメディアワークス IT Media部 大坂 晃典

 エコライフの提案や環境体験学習などが行われる環境イベント「エコプロ2018」が、12月6日(木)~8日(土)に東京ビッグサイトで開催される。このイベントに出展する公益財団法人自動車リサイクル促進センター(以下、JARC)のブースでは、紙芝居や工作教室などを通じて、子どもたちに自動車リサイクルの取り組みを紹介。毎年多くの小学校で、社会化見学のプログラムとして組まれており、そのわかりやすさには定評がある。

自動車リサイクルがわかりやすく学べる展示ブース

 「エコプロ2018」JARCのブースで上映される紙芝居は、有名な「かさこじぞう」をベースにアレンジされたもの。どのような内容かを担当者に聞いたところ、物語の肝となる笠を再生プラスチックに置き換え、監査が通るまでを描くなどのJARCならではの要素が組み込まれ、自動車リサイクルの事例が学べるようにできているそうだ。

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JARCのブースで上演される「かさこじぞう」の紙芝居。

 同時開催される工作教室では、細かくチップ状になった再生プラスチックを詰めたマラカス作りが楽しめる。この再生プラスチックは、自動車リサイクルの工程で発生したものだ。

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JARCのブース見学は小学生の見学コースに組み込まれているとのことで、期間中は毎年多くの子どもたちが訪れる。

大人も知っておくべき自動車リサイクルシステムの概要

 本イベントにJARCが出展する目的は、自動車リサイクルの認知度を向上させること。ブースでは特に子どもたちをターゲットとしているが、自動車リサイクルの概要は大人でも知っておくべきことだ。

 というわけで、ここで改めて自動車リサイクルの概要について紹介しておきたい。国内では年間約330万台(2017年度)が使用済自動車となっている。 かつては埋立処分場の費用高騰や鉄スクラップ価格の低下などから、不法投棄などが増加した時期もあった。しかし、2005年1月に「自動車リサイクル制度」が発足。この制度の下で自動車メーカーや関連事業者などが適正なリサイクルに取り組むことで、使用済自動車のほとんどがリサイクルされている。パーツの修理などにはリサイクル部品が使用され、細かく砕かれたシュレッダーダストからは燃料が開発されるなど、重量でみた際の使用済自動車のリサイクル率は99%だと言われている(JARC調べ)。

 ただし、クルマの重量の多くを占めるボディやエンジン、変速機などの金属は、比較的リサイクルが行いやすい。一方、リサイクルが難しいプラスチックは軽いことから、重量比でのリサイクル率を良くしている面もあり、今後はプラスチック等の樹脂のリサイクルが鍵となる。

 また、リサイクルの仕組みだけでなく、自動車ユーザーであれば購入時に支払うことになるリサイクル料金についても知っておくべき。リサイクル料金がいつ発生して、自動車を譲渡する場合にどうなるかなどは、改めて以下の動画を見て確認しておきたい。