

ほんとは、フラダンスだからバナナの葉っぱとかヤシの葉とか、南国のものが背景にあったほうがいいかなって思ってたんだけどね〈撮影時、震災の影響による改修工事中でなにもなかった〉。でも、5人のフラガールたちに並んでもらうと、そうとう迫力あったからよかった。
フラダンスって……映画で評判になったっていうことはあるけど、ぼくがハワイで実際にフラを観たなんて、もう大昔だからね。だから、フラダンスで感動するっていうようなことは、あんまり考えてなかったけど……あれはやっぱり感動するもんだよね。動きがきちんと決まると、心地いい。日本人向けなのかな、リズムとかそういうのがね。
JAF Mateの表紙をこれから撮っていくんだけど……やっぱり模索というか、試行錯誤の連続だとは思う。たとえば、人物のサイズの話をすると、今回、そんなに大きくは写してない。クローズアップなんかにはしてない。でも、毎回ちょっと寄った写真もあるのかなと頭のかたすみで思いつつ撮ろうかなと思ってる。人物は全身でどこかに入ってるというふうに決めてしまうと、それだけで終わっちゃうんだよね。写真って、決めていっちゃうと、そこからはなにも出てこないから。全身は撮るんだけどアップもあるよなぁって思いつつ撮るっていうんじゃないと、だめなんだ。
つまり、気持ちの問題だからさ。表紙だから触ることもできるよね。インクの匂いっていうのもある。つまり五感で感じてもらえたら、おれが思ってる以上のことが届くかもわからない。そんなことに期待するのがカメラマンってことかもしれないね。
(編集部まとめ)