マツダレンタカーのカーシェアリング 東京都心に初めて、秋葉原にオープン

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子供の送り迎えや買い物など、ちょっとした時に気軽にクルマを借りることができるカーシェアリング。全国でカーシェアの展開を積極的に進めているマツダレンタカーが、今月、東京都心で初めてのステーションを秋葉原に開業した。

JR秋葉原駅の電気街口から徒歩で2分の秋葉原UDXビル。地下3階の駐車場に、3台のマツダデミオが並んでいるスペースがある。ここがマツダレンタカー「カーシェア24」の無人ステーションだ。

駐車スペースの脇には、公衆電話よりも少し大きめのステーション端末と呼ばれる貸し出し機械が設置されている。この機械でクルマの貸し出しを行う。ICカードをかざして番号を入力すると、キーボックスが開いて、クルマの鍵を取り出すことができる。返却の時も同じ。駐車スペースにクルマを停めて、ステーション端末にICカードをかざすとキーボックスが開くので鍵を入れれば返却終了。気軽に簡単にクルマをチョイ乗りすることができる。


秋葉原UDXビルの地下に設置された「カーシェア24」の無人ステーション。奥の女性が立っている位置に、ステーション端末が設置されている。

ICカードをかざすとオンラインで認証が行われ、予約や貸し出し・返却などの手続きができる。

予約は原則としてホームページ経由だが、ステーション端末でも可能だ。液晶のタッチパネルで利用時間の設定を行う。

手続きが終了すると、下にあるキーボックスが開いて、クルマの鍵が現れる。

料金はガソリン代や補償費込みで15分210円から(別途、月会費が必要)。実際に利用した時間(15分単位)で計算され、返却時に精算が行われる。ICカードを使ってオンラインで決済が行われるので現金は必要ない。利用には、事前にインターネットでの予約が必要だが、急なときは、このステーション端末で予約状況を確認し、空きがあればその場で予約して利用することもできる。

月会費は、一ヶ月の利用時間が多めの人と少なめの人とでプランを二つに分けている。多めの人向けのAプランであれば、月額4,200円、15分毎210円で、少なめの人向けのBプランであれば、月額1,050円、15分毎315円で利用が可能だ。およそ一ヶ月に8時間以上利用する人は、Aプランの方がお得だという。他にカード発行料が初回に1人1枚につき2,100円かかる。

* * *

マツダレンタカーが会員制のカーシェアリングサービス「カーシェア24」を始めたのは昨年2月。無人のレンタカー店舗として出店が可能な構造改革特区認定のサービスとして、マツダお膝元の広島市で始まった。その後、福岡、神戸、大阪、豊橋とサービスを拡大していき、今月、新しく東京と札幌にステーションをオープンさせた。今は規制緩和で全国どこでも展開が可能。マツダレンタカーでは今後、積極的に全国展開を図っていきたいとしている。

東京での出店に際して秋葉原を選んだ理由について、同社カーシェアリング推進室の甲斐田氏は、もともとビジネス街であり、さらに交通機関の複合化で居住のニーズが高まっている理想の立地条件であったと言う。

そもそもカーシェアリングは、一台のクルマを複数の会員でシェアするため、維持費などを安く抑えることができるのがメリット。この点、マツダレンタカーが提供するサービスは、厳密にいうと会員制の時間貸しレンタカーサービスで、会員数の枠が決まっているわけではない。そのため、サービスを提供する側としては、一台のクルマの稼働率を高めることが求められる。「カーシェア24」におけるこれまでの利用実績では、法人会員が55%、個人会員が45%という比率でサービスを提供してきており、これはビジネスでの平日利用と、プライベートでの週末利用がちょうど重なる比率と考えてよさそうだ。東京での出店にあたって秋葉原が選ばれたのは、このような条件を満たせる場所であったからだ。

これまでの利用実績からすると、一日一人が2時間30分利用するとして、一台あたりおよそ30人の会員契約があると予約が重複してくるという。その場合は、ステーションを増設するなどして対応する。車庫法の関係でレンタカーの有人店舗から2キロ以内の制約があることもあり、基本的には有人店舗の周辺にステーションを複数設けて、周囲を固めていく出店戦略をとるという。そのため、現在のところはまだ未定ながら、東京では会員数や利用状況を見ながら、秋葉原を中心に出店を進めていくことになるという。

(2006年11月24日 eJAFMATE編集部 徳永智)

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