「筋骨めぐり」

金山町観光協会・町歩きガイド
岡戸孝明さんのお話

 この金山町は、江戸時代まで国境の町でした。尾張藩の最北端の町。川を渡る手前の宿場町として栄えたんですね。昔は、“日本の上海”というくらいに、ものすごい人通りで、旅人がやってくるというだけじゃなくて、近辺のひとがお金を持って遊びにくるような歓楽街だったんです。                           街道の1本道がありまして、この通りの裏道が、「筋骨(きんこつ)」です。筋骨ってなにかというと、人間の体にたとえているんですけど、骨にひっついた筋肉のように、複雑に絡み合った生活道路のことです。見ていただくと分かるように、一軒のうちの敷地の奥が深いんですね。なぜかというと……さっきお話したとおりに、街道は1本しかないわけです。そこで、みんなが商売して生活していこうと思うと、間口を狭くして、だあっと並んだほうが、商売ができる。そのかわりに奥を深くしたんですね。そうすると、この裏道、筋骨が必要になるわけです。 変わった建物も多いでしょう? 絵に描くとおもしろいっていうんで、絵描きさんが最近、来るんです。木造三階建てのお城づくりの建物や、番台が残る昔の銭湯なんかもあります。決してきれいなところではないかもしれませんが、おもしろいですよ。昭和にタイムスリップしたような気分になります。変わってるでしょ? たまにはこんな町歩きもいいんじゃないですか?                 

取材中に立ち寄ったお店。おいしいものを食べたり、地元の人と触れ合えるのも町歩きの醍醐味。皆さん、あたたかいおもてなしをありがとうございました
びっくり餅の餅倖
びっくり餅の餅倖
なとりてんぷら店
奥飛騨酒造
びっくり餅の餅倖
なとりてんぷら店
奥飛騨酒造

「筋骨めぐり」は入りにくい場所もあるため、筋骨を知りつくしたガイドさんと一緒に歩くのがオススメです。
筋骨ガイド(45分~)/ 1人300円 ※要予約
 金山町観光協会☎0576-32-2862
http://www.seiryu.ne.jp/~kankou-kanayama/kk/hidakaidou/kinkotsu.html