私たちが健康診断を行うように、クルマにも元気で健康であるかをチェックする「定期点検整備(予防整備)」
(以下 点検整備)が必要です。
その点検整備がきちんと行われていることを示すステッカーがあることを知っていますか?
それが、フロントガラスに貼ってある点検整備済みステッカー、通称「ダイヤルステッカー」です。
このシリーズでは、ダイヤルステッカーのさまざまな情報から、
ステッカーが貼られるまでに実施される点検整備の内容やその重要性をお伝えします。
今回は足廻りと下廻りの点検整備についてお話します。

足廻りと下廻りをチェックする

足廻りを点検する

ボク「てんけんくん」。点検整備のマスコットだよ。
今回は、足廻りと下廻りといわれている部分についての話をするよ。最初は足廻りの話から。
秋になると日本では台風が多くやってくるよね。路面が濡れているときもきちんと止まるためにはブレーキが重要な役目をするよね。もちろんタイヤも大切。これらは、足廻りという点検整備の項目に入っているんだ。

 
足廻りを点検する

ブレーキは、ホイールを外して点検するんだ。
前輪は回転するタイヤを止める働きをするブレーキ・ディスクとパッドを調べるんだけど、主にディスクとパッドに適正なすき間が空いているか、ブレーキ・パッドやブレーキ・ディスクがどのくらい減っているかの点検だよ。
また、ディスク・キャリパからオイル漏れがないかも点検するんだ。

 
ドラムとライニングのすき間の点検

ライニングの残量の点検

後輪はブレーキ・ドラムとライニングの点検で、こちらも適正なすき間があるかやブレーキ・シューの摺動しゅうどう部分、ライニングの摩耗を点検して、一定限度以上減っている場合や減り方に異常がある場合はその原因を調べて交換したり、ホイール・シリンダからオイル漏れがないか点検するんだ。
ちなみに、最近の乗用車は後輪もディスク・ブレーキを採用しているクルマも多いんだ。

 
空気圧の点検

タイヤの溝の深さの点検

タイヤは何を調べるのかというと、空気圧、亀裂やキズの有無、溝の深さ、異常な摩耗、スペア・タイヤの空気圧、ボルト、ナットのゆるみなどだね。これも日常点検で調べる内容だから自分でもできるようにしておくといいね。

 

◆1年点検の足廻り点検項目

  • 1.ディスク・ブレーキ
    ディスクとパッドのすき間
    ブレーキ・パッドの摩耗
  • 2.ドラム・ブレーキ
    ドラムとライニングのすき間
    ブレーキ・シューの摺動しゅうどう部分、ライニングの摩耗
  • 3.ホイール
    タイヤの空気圧
    タイヤの亀裂・損傷
    タイヤの溝の深さ、異状摩耗
    スペア・タイヤの空気圧
  • 4.ブレーキのマスタ・シリンダ、ホイール・シリンダ、ディスク・キャリパ
    マスタ・シリンダの液漏れ
    ホイール・シリンダの液漏れ
    ディスク・キャリパの液漏れ
 

下廻りをチェックする

下廻りをチェックする

ドライブ・シャフトの点検

次は下廻りだ。下廻りはプロじゃないとなかなか点検できないところだね。でも、具合が悪くなっているのに気づくことができるよ。たとえば、駐車していた地面にオイルが漏れた跡があったら、エンジン・オイルかトランス・ミッション・オイルの漏れなどが考えられるね。そんな時はすぐに整備工場で点検整備してもらうのが一番だ。このほかにもエンジンのパワーをタイヤに伝えるためのプロペラ・シャフトやドライブ・シャフトの点検、排気するためのエキゾースト・パイプ、マフラがゆるんでいないか、キズはないか、腐食や排気漏れがないかも点検するよ。もちろん、安全に欠かせないブレーキ・ホースやパイプからのオイル漏れやキズもしっかりチェックするんだね。

 

◆1年点検の下廻り点検項目

  • 1.トランスミッション、トランスファ
    オイルの漏れ
    オイルの量
  • 2.プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフト
    連結部の緩み
  • 3.エンジン・オイル
    漏れ
  • 4.ブレーキ・ホース、パイプ
    漏れ、損傷、取付状態
  • 5.エキゾースト・パイプ、マフラ
    取付けの緩み、損傷、腐食
    遮熱板の取付けの緩み、損傷、腐食
 

点検整備は認証工場に頼めば安心

クルマが安全に走ったり止まったりするためにはどのパーツもきちんと点検整備されている必要があるよね。点検整備っていうのは、安全の確保、公害防止の理由から、1年と2年ごとに実施することが法令で決まっているんだ。そんな大切な点検整備はプロが確実にメンテナンスをしてくれる認証整備工場に頼めば安心だね。みんなも定期点検を必ずしようね。

 
Carログ
コラム

CARログで日常点検

日常点検には走行前にいつも点検すべき項目と、ある程度間隔を空けてもよい項目があるので効率よくチェックしましょう。整備士の方に聞くとよいでしょう。また、スマホにダウンロードするだけで簡単に使える便利なアプリ「Carログ」は、愛車のデータを入力しておけば、点検や部品交換のタイミングからクルマに関する支出管理まで必要な情報を教えてくれます。なかでも「日常点検Manual」ならスマホの画面をタッチするだけで画像つきで点検内容が見られるので、日常点検って難しいと思っている方もラクラク点検できます。Appleでもandroidでも使え、旅先での点検でも使える「Carログ」のダウンロードと詳しい情報はこちらのサイトで。