JAF Mate Neo なんでも乗り物

2018/12/04

日産リーフのレーシングカー登場。ニスモの「走り」へのこだわりが、たくさん詰まったその中身とは。

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 日産は11月30日、新型EVレーシングカー「NISSAN LEAF NISMO RC」を初公開した。日産「リーフ」といえば販売台数世界一のEVだが、実は初代リーフのころからレーシングバージョンが存在した。その初代から「NISMO(ニスモ)」が開発に関与。ニスモは言わずと知れた、日産でモータースポーツを担う"部隊"だ。2代目となる今回のNISSAN LEAF NISMO RCも、ニスモのレーシングテクノロジーをもって開発した。先代の2倍以上の出力とトルクを発揮することが可能になった。

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 NISSAN LEAF NISMO RCは、車体の前後に搭載されたモーターがそれぞれ駆動する。この2つのモーター合わせて最高出力240kW、最大トルク640Nmという相当な力を発揮する。ここで使っているリチウムイオンバッテリーやインバーターなどには、市販車のリーフの技術を採用しているという。このバッテリーパックを車体中央に配置し、前後モーターとインバータの配置を最適化したというこだわりように、速さへの意気込みを感じる。しかも、これだけの大トルクを発生するにも関わらず、フルカーボンファイバーのレーシングモノコック構造を採用することで車重を1220kgに抑えている。これにより、0-100kmを3.4秒で加速するという。

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 もちろんEVだから、このレーシングカー然とした迫力ある外観から想像するような、排気ガスやエンジン音は一切出ない。ちなみにNISSAN LEAF NISMO RCは4WDだ。四輪への出力をそれぞれ独立してコントロールすることで、サーキットで素早く効率的なドライビングを可能にしたという。レーシングカーであっても、この「効率的」という言葉を使って速さを表現するところが、いかにも「エレキで走ってます」という感じがして新鮮だ。

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 全長4546mm、ホイールベース2750mmのボディには、固定式のウインドー、LEDヘッドライトとテールランプ、調整可能なリアウィングを搭載する。

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 日産によると生産台数は6台。フォーミュラE選手権やモーターショーなどのイベントで「展示」されるという。活躍場所が展示やパレードランだけではもったいない。せっかくさらなる俊足を手に入れたのだから、何かEV系のモータースポーツに参戦すればいいのにと思う。

2018年12月04日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)

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