JAF Mate Neo 写真ビストロ SNAP×SNAP

2017/08/29

空前絶後のスーパーカー
「カウンタック」を、
今更ながら徹底解説!

排熱問題で大いに苦労することに

 カウンタックの開発はチーフエンジニアであるパオロ・スタンツァーニの指揮の下に進められた。実走可能なLP500のプロトタイプの開発まで何とかこぎづけ、さらに市販を目指して開発が続けられていく。

 しかし、走り出して排熱処理がうまくいかないボディであることが判明し、オーバーヒート問題が大きくのしかかる。それに対し、ルーフ後方左右のエアインテークをさらに強化するため、ボックス状に突き出したエアスクープや、左右のドア後方からホイールアーチへかけてのNACAダクトを設けることで、解決が図られた。なおLP500はこれらがなく、ルーバー状のエアインテークはあったが、ボックス状のエアスクープはなく、スッキリとしていた。

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LP500ではなかったエアスクープ(上方にでっぱったボックス状のエアインテーク)。発生したV12エンジンを冷却するため、より多くの空気を取り込む必要があったことから、新たに設けられた。LP500はこれがなく、ルーバー状のエアインテークのみだったので、もっとスムーズなラインを描いていた。

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黒い凹みがNACAダクト。NACAとは米宇宙機関NASAの前身組織のことで、この形状のエアインテークを開発した。このNACAダクト内にドアボタンがあり、カウンタックには一般的なドアノブは存在しない。なお、ダクト下のエンブレムはベルトーネデザインであることを意味するもの。

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それでもカウンタックは市販を開始する!

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