JAF Mate Neo 写真ビストロ SNAP×SNAP

2017/04/27

軽自動車のエンジンで時速420km超え!
ホンダ「S Dream Streamliner」

ジェットやロケットでマッハ超えに挑む者も

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コックピット周辺。フロントウィンドウというよりは、戦闘機などのキャノピーといった方がいい形状だ。ドライバー名に「MIYAGI」の名が見て取れるが、元ホンダ・ワークスライダーの宮城光氏がドライバーを担当した。

 同大会は、自動車、量産車、ジェットやロケットを推進力にしたクルマ、ドラッグレーサーの4カテゴリーがある。さらにその下に、エンジンの形式や排気量、過給の有無、さらにはEVなどの電池の形式、ソーラー発電機能などで分類され、13のクラスが用意されている。ジェットやロケットを搭載したマシンは、マッハを超えるような記録(およそ時速1300km)にも挑戦している。

 そうした中、ホンダチームは市販車はもちろん、F1などのモータースポーツ専用車両のいずれにも似ていない、空力を最重視して専用設計されたS Dream Streamlinerで参戦した。クラスは、カテゴリーA・グループ1・クラス4(自動車・レシプロ過給エンジン・排気量500~750cc)だ。

わずか660ccのエンジンで最高速勝負にチャレンジ!

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S Dream Streamlinerに搭載された、スペシャルエンジン。「S660」に搭載されている直列3気筒DOHCシングルターボエンジン「S07A」がベースとなっている。軽自動車用なので、とても時速420km超えを達成したエンジンには見えない小型軽量さがポイント。

 最高速というとパワーが重要なので、大排気量の大型エンジンで挑みそうなイメージだが、ホンダチームは真逆の軽自動車のエンジンで挑戦した。ベースとなったのは、ホンダ「S660」に搭載されている、直列3気筒DOHCシングルターボ658ccのエンジン「S07A」だ。おそらく、空力最重視のボディに収めるにはコンパクトなエンジンであることが必要であり、そのために選んだものと予想される。

 同エンジンはノーマルで最高出力47kW/6000rpm、最大トルク104N・m/2600rpmというスペックを持つ。最高速にはとにかくパワーが必要なので、最高出力を約4倍の186.8kW/7700rpmにまでまでアップ。最高速を狙うのにトルクはあまり関係ないのだが、こちらもまた大幅にアップしており、2倍以上の234.4N・m/7000rpmとなっている。

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F1をも遙かに凌駕する時速420km超え!

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