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2018/11/07

「道路交通法遵守見える化サービス」用の新型GPS端末に、準天頂衛星システム「みちびき」のサブメーター級測位精度を活用

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準天頂衛星システム「みちびき」のサブメーター級測位補強サービスに対応したGPS端末「QG-05S」。

 「道路交通法遵守見える化サービス」を運営するジュネクストは、準天頂衛星システム「みちびき」(※1)のサブメーター級測位補強サービス(※2)に対応したGPS端末「QG-05S」を12月1日から販売することを発表した。これにより、より正確な道路交通法遵守の見える化が可能となる。

「QG-05S」は車内のシガーソケットに挿入するだけでも導入が可能で、初期設定も不要だ。もちろん、直接車両の配線に接続することもできる。設置場所はダッシュボードのできるだけ前方。電波を受信しやすいよう、可能な限り上空が見えるようにするといいという。ただし、その位置だと直射日光などを浴びやすいので、夏期に長時間駐車する際はダッシュボードから移動させたりする方が望ましいそうだ。車内温度65℃までなら動作は問題ない。

※1 準天頂衛星システム「みちびき」:別記事『本格サービスが始まった日本版GPSこと準天頂衛星「みちびき」。どのような衛星なのかを解説!』に詳しい
※2 サブメーター級測位補強サービス:約10mという従来のGPSの測位精度を改善できる、「みちびき」によるサービス。衛星軌道と地表との間にある"電離圏"の影響による遅延を改善できる信号が用いられており、従来のGPSだけの場合と比較して測位精度が1m以下(サブメーター)級精度になる。

「道路交通法遵守見える化サービス」とはどんなサービス?

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「道路交通法遵守見える化サービス」の画面イメージ。管理者は各ドライバーの道路交通法の遵守状況を確認できる。

 「道路交通法遵守見える化サービス」は、同社が有する道路交通標識データベースとGPSデータとを照合し、GPS端末を車載したクルマが5項目(速度超過、一時不停止、踏切不停止、右左折禁止、一方向進入)の道路交通法違反を見える化するもので、2017年4月から輸送・運輸企業向けのビジネスサービスとして運営されている。

 同サービスは、違反箇所の運行記録をGoogleマップにプロットし、かつドライバーがどれだけ道路交通法を遵守しているかをログとして残す仕組みだ。企業の管理者が、道路交通法に照らし合わせて各ドライバーの運行状況や違反状況を把握できるため、ドライバーには常に会社に見られている緊張感を与え、法令遵守の運転行動が期待できる。

 その結果として交通事故の減少につながり、ひいては年間の自動車保険料の削減につながるという。実際、このサービスを導入した大手不動産業者は交通事故が減少した結果、年間の自動車保険料を億単位で削減できたという。

「道路交通法遵守見える化サービス」に新機能も追加

 そして今回の新型端末の発売に合わせ、同サービスに新機能が追加されることも発表された。2019年1月に予定されているアップデートで追加される新機能は、違法駐車と携帯電話保持(ながらスマホ)の検出機能。

 ながらスマホを検出する仕組みは、まずスマホ側にアプリケーションなどをインストールし(予定)、「QG-05S」などの端末と連動させる。すると、スマホに触ると管理者が検知できるようになり、それが走行中なのか停車中なのかもわかるというわけだ。

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新型GPS端末「QG-05S」を導入することで、「道路交通法遵守見える化サービス」でより正確な道路交通法の遵守状況を見える化できるようになる。さらに、違法駐車とながらスマホにも検出できるようになった。「QZSS」とはQuasi-Zenith Satellite Systemの略で、準天頂衛星のこと。

今後アップデート予定の機能は2点

 2019年1月以降に、トンネル内や地下道での違反項目の検出を可能にする屋内航法測位や、災害時の車両位置検索が可能となる防災対策機能も追加する予定だ。

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2019年1月以降に追加される、トンネル内など屋内でも検出可能な屋内航法測位による、違反項目の検出のイメージ。

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2019年1月以降に追加される、災害時の車両位置検索が可能となる防災対策機能のイメージ。

 今回の新型GPS端末「QG-05S」を含めた「道路交通法遵守見える化サービス」の利用料金は、端末の一括購入型が初期費用2万1500円(初期登録料込み)で、サービスの月額利用が3,000円。レンタル型の場合は初期費用3,000円(初期登録料)+月額4,000円での利用が可能だ。

2018年11月7日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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