ニュース・プラス 【オートモビルカウンシル2018】
マツダはハッチバックの系譜、スバルはAWDの歴史、そしてアストンマーティンとアルピーヌも!

2018年08月15日 掲載

JAFメディアワークス IT Media部 日高 保

日本一般初公開のスーパーカーを持ち込んだアストンマーティン

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アストンマーティン「DBSレッジェーラ」。一般公開はこのオートモビルカウンシルが初となった。全長×全幅×全高:4712×2146(ドアミラー含む)×1280mm、ホイールベース:2805mm、トレッド(前/後):1665/1645mm。車重:1845kg(EU装備重量)。エンジン種類:水冷V型12気筒DOHC、排気量2500cc、最高出力:533.2kW(725ps)/6500rpm、最大トルク:900N・m(91.8kg・m)/1800-5000rpm、フロントミッドシップレイアウト、後輪駆動。時速0→100km:3.4秒、最高速度:時速340km。サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/マルチリンク。

 英国の高級スポーツカーメーカーのアストンマーティンは、日本での一般初公開となるフラッグシップ・スーパーカー「DBSスーパーレッジェーラ」と、往年の名車「DB6 Mk2 ヴォランテ」1970(昭和45)年式を展示した。

 「DBSスーパーレッジェーラ」のDBSとは、アストンマーティンの中で代々1車種にしか与えられない"称号"といえ、「量産モデルとして最上級」を意味する。時速0→100kmまでの加速が3.4秒、最高速度が時速340kmという性能は限定生産のスーパーカーに匹敵するトップクラスだ。またスーパーレッジェーラとは、プラットフォームシャシー上にスペースフレームを組み、アルミボディーを被せる方式のことをいい、もう1台の展示車両の「DB6 Mk2 ヴォランテ」や、その後継モデルの「DBS 」に用いられた。

 「DB6 Mk2 ヴォランテ」は1960年代半ばから1970年まで生産されたGTカー「DB6」シリーズの1台で、「DB6(Mk1)」の改良強化型だ。そして「ヴォランテ」とは「DB6」シリーズのグレード名で、上位モデルとして「ヴァンテージ」、最上位の「ヴァンテージ・ヴォランテ」があった。

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アストンマーティン「DB6 Mk2 ヴォランテ」1970(昭和45)年式。1965年に誕生した「DB6(Mk1)」の改良強化型が「DB6 Mk2」。全長×全幅×全高:4620×1680×1360mm、ホイールベース:2580mm、トレッド:前後共に1385mm。車重:1490kg。エンジン種類:水冷直列6気筒、排気量3995cc、最高出力:286ps/5500rpm、最大トルク:39.8kg・m/3850rpm、時速0→60マイル(時速約96km):6.3秒、最高速度:時速230km。サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/パラレル・トレーリングアーム。

新旧の「A110」を特別出展したアルピーヌ

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アルピーヌ「A110 プルミエール・エディション」2018年式。アルピーヌが創設された年にちなんで1955台限定生産モデルとなっており、日本には50台が輸入される予定だが、すでに完売。車両型式:ABA-DFM5P。全長×全幅×全高:4205×1800×1250mm、ホイールベース:2420mm、トレッド(前/後):1555/1550mm。車重:1110kg。エンジン型式:M5P型、エンジン種類:水冷直列4気筒DOHCターボ、排気量1798cc、最高出力:185kW(252ps)/6000rpm、最大トルク:320N・m(32.6kg・m)/2000rpm、時速0→100km:4.5秒、最高速度:時速250km。サスペンション:前後共ダブルウィッシュボーン。

 アルピーヌは、ルノーのコンポーネントを利用してクルマを製造してきたフランスの自動車メーカーで、WRC世界ラリー選手権と、ル・マン24時間レースなどのレースの両方で活躍したことで知られる。1973年からは長らくルノーの傘下にあったことから、アルピーヌ・ルノーとして記憶している人も多いはずだ。

 今回、特別出展として展示ホール入口近くに展示されたのが、1973(昭和48)年からスタートしたWRC世界ラリー選手権の初代マニファクチャラーズ王者に輝いた「A110 1600SC」1974(昭和49)年式と、40年以上の時を超えて2017年に復活した最新の限定モデル「A110 プルミエール・エディション」2018年式だ。本来、プルミエール(première)はフランス語で「最初の」といった意味だが、そこからトップを意味する場合に使われている。

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「A110 1600SC」1974(昭和49)年式。旧「A110」シリーズは、60~70年代にロータス「エラン」と共にライトウェイトスポーツの双璧といわれた名車。1973年から始まったWRC世界ラリー選手権で、記念すべき初代マニファクチャラーズ王者となったマシンが「A110 1600S」で、1974年になるとインジェクター(燃料噴射装置)を搭載したタイプ「1600SI」も誕生したため、キャブレタータイプは「1600SC」と2種類になった。全長×全幅×全高:3850×1520×1130mm、ホイールベース:2100mm、トレッド(前/後):1295/1275mm。車重:635kg。エンジン種類水冷直列4気筒OHV、排気量1605cc、最高出力:138ps/6000rpm、最大トルク:14.7kg・m/5000rpm、サスペンション:前後共ダブルウィッシュボーン、トレーリングリンク。スペックは「1600S」のもの。