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2018/04/04

新車の自動ブレーキ性能を国が認定へ。
サポカー、JNCAPとともに、
安全なクルマ選びのデータがより充実!

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 ASV(先進安全自動車)の代表的な技術として、「衝突被害軽減ブレーキ」(自動ブレーキ)がある。近年は、コンパクトカーや軽自動車も含めて普及が拡大し、交通事故の被害軽減や発生件数そのものを減らしている

 そうした流れを受け、政府は、自動ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置などの安全技術を搭載した「安全運転サポート車」(サポカー)を、交通事故防止に有効であるとして、特に高齢ドライバーに対して普及活動を強化中だ。

 その一環として国土交通省が3月30日に発表したのが、ユーザーがより安心して購入できるよう、自動ブレーキが一定の性能を有していることを国が認定するという制度の創設だ。

認定のための自動ブレーキの条件

 この認定を受けるための自動ブレーキの性能は以下の3点を有していることが条件となる。

(1) 停車している車両に時速50kmで接近した際に、自動ブレーキの働きにより、衝突しないか、または衝突時の速度が時速20km以下になること。

(2) 時速20kmで同一方向に走る前走車に対して時速50kmで接近した際に、自動ブレーキの働きにより衝突しないこと。

(3) (1)と(2)の条件下で自動ブレーキが作動する少なくとも0.8秒前までに、衝突の危険性があるクルマが前方にあることをドライバーに警報音で知らせること。

対象車種は以下の条件を満たした国産車および輸入車

 また対象となる車種は、以下の2車種となる。

(1) 道路運送車両法第75条第1項の規定に基づいた型式の指定を受けたクルマ

(2) 「輸入自動車特別取扱制度について」に基づく、輸入自動車特別取扱自動車の取扱を受けたクルマ

 自動車メーカーなどからの求めに応じて、国が自動ブレーキの性能を実際のテストで確認し、国土交通大臣によって認定が行われる仕組みだ。

 ちなみに、同様なテストにJNCAPの自動車アセスメントがあるが、こちらはより厳しい条件でテストを行い、それぞれの新車が搭載する機能の性能差を明らかにするものだ。それによって、ユーザーのクルマ選びを助けるとともに、メーカの開発努力による機能の高度化を狙っている。ユーザーとしては、今回の認定制度の内容と、JNCAPの結果の両方を上手に活用して、より安全なクルマを選んでいきたいものだ。

2018年4月4日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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