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2018/04/04

車がドライバーの異常を感知、自動で退避して止まる。世界初の新しいガイドラインを国交省が策定。

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自動運転技術開発が進んでいるが、こうした技術を応用していく。

 国土交通省は3月29日、ドライバー異常時対応システムのガイドラインを策定したと発表した。ドライバーの体調急変などの異常によって引き起こされた事故が、年間200~300件発生しているといわれている。最近の進歩著しい自動運転技術を利用することで、こうした事故を防ぐのが狙いだ。

 このシステムはドライバーの異常を自動で検知。ドライバーに対し警報などで知らせた後、反応が無ければ徐々に減速しつつ、可能なら車線変更しながら路肩へ寄せて停止させるところまで車が自動で行う。高速道路での活用を対象としており、一般道については今後検討するとしている。こうしたシステムのガイドライン策定は世界初となる。バス等営業車への普及も期待しているという。

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国土交通省ドライバー異常自動検知システム資料より

 ドライバーの異常は、姿勢の大幅な崩れや目を閉じている時間・状態、ハンドルの無操作時間・状態からシステムが検知する。飲酒や疲労、薬物等あらかじめ不調になることが分かっている異常は対象にしない方針だ。

 国土交通省では2016年に、走行中の車線内で減速・停止させるというシステムのガイドラインを策定していた。このときは、異常の検知システムとしてはドライバーや乗客などが押しボタンによって車に指示しするというもののみだった。今回のガイドラインはそれをさらに進めて、より自動運転技術の普及を見越したものになる。

2018年4月4日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)

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