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2017/12/29

ジェットコースターかエレベーターか!?
スイスに世界一の急勾配を上る
ケーブル鉄道がオープン!

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(c) Stoosbahnen AG

 スイスのアルプス⼭脈にある村「シュトース」に12月17日、世界一勾配の険しいケーブル鉄道が開通し、地元民や鉄道関係者が5年間の工事の完成を祝った。

 チューリッヒからクルマで南へ約45分、スイスのほぼ中央に位置するシュトースは、スキーリゾート地で名高い標高1305m、人口150人の山間の村である。
 ケーブル鉄道は、麓の駐車場からスキー場のあるシュトースまで、3つのトンネルと2つの橋を含む1738mの距離を約5分(毎秒10メートルの速度)で駆け上がる。

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宝石のように美しいシュトースの夜景。シュトースは車両進入禁止の街としても知られている。(c) Stoosbahnen AG

高低差743m(!)の急な勾配

 驚くべきは最急の場所で110‰(パーミル)になるという世界一急な傾斜である。
 110‰の勾配とは、1000m進む間に高低差が110mにもなるというもので角度にすると約48度。スタート地点の麓と終点との高低差は743mにもなる!

 ちなみに日本で急勾配だといわれる箱根登山鉄道の最大勾配の80‰、角度にすると約39度と比較するといかに急斜面かが窺える。

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始発点から頂上をみると勾配が一目瞭然で、ジェットコースターのようにも見える。(c) Stoosbahnen AG

 このような傾斜面を上る鉄道を可能にしたのは、スイスのロープウェイや山岳鉄道の運行を行う「ガラヴェンタ」社の技術で、開発には14年間の月日が費やされた。ケーブル鉄道は自動運転により運転手なしの運行も可能であるという。
 米CNNによると、開発費用は5200万スイス・ フラン(約59億円)といわれている。

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画期的な車両のデザイン

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