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2017/12/15

地震等の自然災害を、
ビッグデータで統合解析!
EPRCの情報サービス【前編】

地殻変動はGPSや観測衛星などを活用してを観測

 地殻変動は通常は年に数cmから数10cm程度だし、異常時でも数日に数cmという程度なので、地表面上にいながらにして地殻変動を実感することはない。そこで、観測衛星やGPSなどの衛星測位システムなど、宇宙からの目を使うことで、その観測を可能としている。

 衛星測位システムによる地殻変動の観測には、全国1380カ所に設置されている「電子基準点」の動きをチェックすることになる。電子基準点とは、国土地理院が正確な地図を作製するためにNASA(米航空宇宙局)のInternational GNNS規格に沿って開発したもので、米国のGPS、ロシアのGLONASS、欧州のGalileo、そして日本の「みちびき」(準天頂衛星システム)などに対応している。1996年から設置が始まった。

 22年分蓄積されているデータとは、この電子基準点を衛星測位システムで観測したデータのことである。

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電子基準点を用いた地殻変動の値と方向を示した図。2011年1月26日のデータ。平常時の東北地方はユーラシア大陸側に引っ張られている。

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衝撃の3.11前後の地殻変動!

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