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2017/10/23

ペットの殺処分ゼロ!
独ベルリンの動物保護施設
「ティアハイム」が素晴らしい!

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© picture alliance / dpa

 イタリアで犬の看病に対して有給休暇が認められたニュースが先日、ヨーロッパで話題になった。一方ドイツは、ペットの殺処分が存在しない"動物愛護先進国"だといわれる。その理由について説明したい。

殺処分は法律で禁止

 ドイツでは法律で、動物の殺処分を禁じている。またペットを飼う場合の規定まで細かく決められている。このように動物の権利を守る明確な基準があるというのが大きい。

ペットショップに犬猫は売られていない!?

 犬の場合、生後8週間以内の子犬は母犬から引き離してはいけないし、ケージの大きさ、採光、通気、暖房設備、十分な運動をさせるなどの規定が敷かれている。そういった環境を街中の狭い店内では提供できないことなどから、基本的にペットショップでは犬や猫などの動物は売られていない。金魚、熱帯魚、昆虫、モルモットなど小さめの動物は販売されているが、店員がペットを飼う環境について聞いてくることがある。

動物の不遇を社会が許さない

 ドイツに暮らしていた時、金魚を買いにペットショップに行ったことがある。水槽の大きさから酸素ボンベの有り無しまで店員から詳細に聞かれ、挙句の果てには「あなたは酸素のない部屋に住みたいですか?」とまで言われ金魚を買えなかった経験がある。
 たまたま動物愛の強い店員に当たったのかもしれないが、ドイツでは安易な姿勢でペットを飼えない、動物の不遇を社会が許さないという風潮がある。

ファーストドッグも動物保護センターから!?

 それでは、ドイツ人はどこで犬や猫を買うのか? 血統書つきを買いたい場合はブリーダーから、それにこだわらない場合は、「Tierheimティアハイム(直訳すると、動物ホーム)」という、動物保護センターから買う、または譲り受けるという場合が多い。

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首都ベルリン郊外にある動物保護センター「ティアハイム」のエントランス。広大な敷地にスタイリッシュなモダン建築の建物が立っている。© picture-alliance/ dpa

 ティアハイムにいるペットは、捨てられたり、死に別れたり様々な理由から施設に来たかわいそうな動物だが、ドイツ人の友人のほとんどがこの施設から譲渡された犬や猫を飼っていた。
 また、元独大統領ヨハネス・ラウ(任期1999~2003年)の愛犬「スクーター」も、ティアハイムから来た"ファースト・ドック"として有名だ。

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元ドイツ連邦大統領ヨハネス・ラウのオフィスに横たわるスクーター。© picture-alliance/ dpa

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ドイツには動物保護施設が1000以上も!

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