JAF Mate Neo ニュース・プラス

2017/09/06

【JAF会員優待あり】
深海の神秘を解き明かす!
大人気の特別展「深海2017」

np170913-07.jpg

 東京・上野の国立科学博物館で、特別展「深海2017~最深研究でせまる"生命"と"地球"~」が、7月11日から10月1日にかけて開催されている。
 8月中旬の時点で入場者約30万人を記録する人気ぶりだ。

人が立ち入ることができない最後の領域~深海

 深海は、宇宙や空と並んで人間が生息できない未知の領域、文明が発達した今でもその秘密がほとんど明らかにされていない「聖域」として人々のロマンを掻き立てる。

00_shinkai_01.jpg

高さ10cmほどの傘を持つ発光物体「クロカムリクラゲ」。傘の内側が黒く、その内側に胃があるので、発光する動物を食べても光が外に漏れないようになっている。

 この展示は、深海に住むユニークな生命体たちの姿を最新映像や標本などで紹介した話題の展示ゾーン「深海と生物」のほかに、深海底を通して東北地方太平洋沖地震発生メカニズムの謎解きに挑戦する「深海と巨大災害」、深海に眠るエネルギーや鉱物資源について紹介する「深海と資源」、温暖化や海洋酸性化など地球環境の変化について深海を通して知る「深海と地球環境」、深海研究に欠かせない「深海を調査する機器」など多様な展示により構成されている。
 深海生物だけでなく、深海研究の実態や魅力が分かりやすく紹介されている、子供から大人まで楽しめる展示である。

どこからが深海?

 そもそも深海とは、水深200mより深い場所を指す。地球表面の約7割を占める海洋のほとんどが深海に当たるというから、実は海自体の謎は大部分がまだ解明されていないことになる。
 海面に達した太陽光は、水深1mで45%に、水深100m付近では1%まで減衰する。また、深海は高圧である。水深が10m深くなるごとに約1気圧(1㎠に約1Kg)が増す。海の水温も表面から深海に向かって低下し、ほとんどの外洋域海底の水温は2℃程度であるとか。
 深海は高圧で暗くて冷たい世界であるが、このような過酷な環境の中で生きる生物の姿態や行動は摩訶不思議である。

00_shinkai_02.jpg

大人気の「デメニギス」。透明な頭のドームは、視野を最大限に広げ、眼を守る役割がある。

→ 次ページ:
さらに深い海の深淵へと

メルマガ登録はこちら