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2017/09/05

新車からスペアタイヤが
消えた理由と、
お得なパンク対処法はこれ。

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 今から約20年前。ほとんどの国産車は、スペアタイヤの搭載は当たり前で、ジャッキ、ドライバーやスパナなど、いろいろな応急処置用の道具を積んでいた。

 それが時代とともに、必要性を感じられなくなった工具達は、ひとつ、またひとつと姿を消していった。そして、それはスペアタイヤも例外ではない。

◆新車にスペアタイヤを装着しなくなった理由

 何故、スペアタイヤが搭載されなくなったのか?

 ひとつには、燃費向上のための「軽量化」が影響している。きっかけとなったのが、平成21年に施行されたエコカー政策だ。

 エコカー政策とは、一定の燃費基準を達成した新車を購入すると、国から補助金が支給される「エコカー補助金」と、一定の燃費基準を達成した新車を購入した際に、取得税や重量税が減税される「エコカー減税」のことだ。

 これは、CO2削減を目的とした環境対策ではあったが、期間限定措置ということもあり、新車販売台数が前年対比5倍という、景気対策の面でも成功だったと言えるだろう。当時、自動車ディーラーで販売営業していた筆者は、お客のほとんどが、店頭で車種を選ぶ際、デザインや走行性能ではなく、エコカー対象車か否かで選んでいたことを、とても鮮明に覚えている。

 エコカー減税対象車種は、車両重量ごとに定められた燃費数値(10・15モード)が、基準を達成している必要がある。例えば1,000kgの車両重量の車であれば、22.4km/ℓの燃費数値を達成しなければ対象車種とはならない。

 スペアタイヤの重量が、車種にもよるがおよそ10kg。対して、パンク応急修理セットは約1kg。たかだか9kgの差ではあるが、軽量化を図る上では、必要とされたのだろう。

 また、新車を購入してから、一度もスペアタイヤを使用せずに廃車にするユーザーも多く、使用頻度も少ないという見解もあったため、スペアタイヤが世の中から姿を消していくきっかけとなった。

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スペアタイヤがなくなったのはいつから?

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