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2017/08/10

英のEV専用充電レーン導入と、
続く独のディーゼル不正疑惑。
欧州はEVへ一直線か。

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英国で計画中のEV専用レーン。© Highways England

 地球温暖化対策の国際的な取り組み「パリ協定」を自国で開催したフランス政府が、7月6日、2040年までにガソリン車とディーゼル車、内燃エンジンの販売を禁じると発表した。  

英国もEV化を表明

 それに追い討ちをかけるように英国政府も7月26日、2040年から内燃エンジンの販売を禁止すると声明を発表。ただしハイブリッド車とプラグインハイブリッド車は禁止対象に含まれない。

 英ガーディアン誌によれば、英国が電気自動車(EV)化を加速するのは、同国の環境省が発表した報告書の中で大気汚染の改善が背景となっている。2017年の英国の新車販売台数の内、電動モーターを搭載したクルマの割合は約4%であり、これをあと23年の期間に100%にするには大胆な変革と経済的支援が必要になってくると思われる。

英国がEV専用レーンを計画中

 その先駆けとして英国政府は8月11日、主要幹線道路に走行しながら充電が可能なEV専用レーン(車線)を設ける計画を発表した。充電レーンの原理は、道路に埋め込んだ送電コイルからEVのフロア部分に取り付けたピックアップコイルへと給電を行うもので、路面から20cmほど離れた車の底面にも送電できるという。

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EV専用レーンの仕組み。© Highways England

 試験用充電レーンは早ければ年内にも着工するとしており、導入後は、少なくとも充電レーンを走る限りは、EVの最大の課題である航続距離の問題が抜本的に解決される。  
 英運輸相アンドリュー・ジョーンズは、「この最先端技術の導入のためにイギリスは今後5年間で5億ポンド(約723億円、8月7日換算)を投入し、雇用と整備を促進していきます。私達は、モビリティのあり方を改善し、家族や企業が低排出ガス車に乗り換えられるようサポートしていきます」とコメントを残した。
 さらに政府は、充電ステーションを20マイル間隔で設置する計画を進めており、2040年EV化への基盤を整えていく予定だ。

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引き金たる排ガス規制とドイツでのディーゼルへの逆風

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