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2017/07/22

ますます加速する、
ヨーロッパと中国の
EV化競争!

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ポルシェ初のEV「ミッションE」。 © Porsche AG

 ダイムラー(独)、VW(独)、アウディ(独)、BMW(独)などヨーロッパの主要メーカーが電気自動車(EV)化のロードマップを示す中、さらにフランス政府、ボルボ(スウェーデン)、ロンドン・タクシー(英)、ポルシェ(独)などからも、次々とEV化を推し進めるニュースが届いている。

フランスは2040年までに電気自動車のみを販売

 仏ニコラ・ユロ環境相は7月6日、2040年までに純粋なディーゼル自動車とガソリン自動車の生産・販売を禁止する声明を発表した。これにより将来フランスは、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッドカーなど、すべてのクルマが走行用の電動モーターを備える国となる。環境大国といわれるドイツでは、アンゲラ・メルケル首相が、2020年までに国内にEV100万台を広めるプロジェクトの失敗を発表したばかりだが、そのドイツを尻目に、さらに先を行く方針であるといってもいいだろう。

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© picture alliance / Westend61 / Paul Seheult

 仏フィガロ誌によれば、ユロ環境相はフランスのEV化について「わが国の自動車メーカーは、この公約を果たす力を備えています。これは気候変動や国民の健康という観点から必ず果たさなければならない約束です」と言明した。そのためにフランス政府は、古いクルマからクリーンエネルギー車への買い替えを促す助成金の新制度を設けることを計画しており、これまで新車購入にしか当てられなかったこの手当が、今後は中古車にも適用されることになる。

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5月の選挙戦でスピーチをするマクロン大領領。© picture alliance / Michael Kappeler / dpa

 エコカーのプロジェクトは、5月に就任したエマニュエル・マクロン大統領の選挙公約でもある。フランスの昨年の自動車販売台数は約200万台で、EVやハイブリッド⾞、代替燃料⾞が占めるシェアは約4%にとどまる。しかしそうした⾞の売り上げは2017年1~3⽉期だけで前年同期比25%伸びていることを米CNNは伝えている。

ボルボは2019年から全てのクルマをEVとハイブリッド車に

 また、スウェーデンのボルボ社は7月5日、ガソリンなどを燃料にした内燃機関だけで走るクルマの製造を停止し、2019年以降に製造する自動車にはすべて電気モーターを搭載すると発表した。

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ボルボは2019年に初のEV発表を予定している。 © Volvo Car Japan

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EV化の鍵をにぎる中国

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