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2017/07/13

【第28回 国際文具展:1】
世界中の文房具が大集合。
オススメ文具はこれだ!

130年の歴史を誇るオーストリアの文具メーカーも参戦!

 1887年創立のオーストリア最古の文具メーカー「Kores(コレス)」も、今年はじめて文具展に出展した。

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創立130年を祝うコレス社のポスター

 洗練されたデザインが目立つ文具の中で、どことなく垢抜けしなくもない(?)コミカルでポップなコレスのブースはある意味目を引いた。オーストリアの文具の需要層は主に小中高生であり、そういった年齢層を意識したデザインとなっているのがコレスの製品がポップな理由だそうだ。

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 車好きならばきっと欲しくなる修正テープ「Scooter(スクーター)」は、黒、赤、緑の3色。木の色のスクーターは、100%再生可能なリサイクル紙から作られている。ラッキョウのような形をしているが持ちやすい。

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 ぼってりとした形の接着剤「Glue(グルー)」。さかさまにして使うときに握りやすい形状をしており、先端も乾燥して固まらないよう工夫されている。右が万能用、左が木専用の接着剤。

ドイツ最大の接着剤メーカーはエコで勝負!

 黄色の製品が目印の「UHU(ウーフ)」は、文具から工業用まであらゆる種類の接着剤を提供している、ドイツでは知らない人はいないほど有名な接着剤メーカー。
 ウーフの新作は環境大国ドイツらしい商品「ReNature(リネイチャー)」である。現在市場に出ている接着剤の90%が石油から作られているが、リネイチャー・液体接着剤はのり部が70%自然素材からできており、容器は88%リサイクル可能、リネイチャー・スティックタイプはのりが58%、ボトルは100%リサイクル可能な環境にやさしい製品である。

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 液体のりは先端部を回す角度により、3種類の太さののりが引けるよう機能的にできている。

日本ののりといえば、ここ!

 のりといえば1899年創業の「アラビックヤマト」である。
 子供の頃、誰もが使った懐かしいヤマト糊(右)は天然系の原料「植物性でんぷん」を創業以来使っており、今でも小学校や幼稚園で愛用されている。塗った部分が蛍光色になり乾くと色が消えるタイプ(中央)は、塗り残しやはみだしを防ぐのに便利。ソフトでなめらかな塗りあじのスポンジキャップタイプ(左)は、2009年にグッドデザイン ロングライフデザイン賞を受賞した最も売れているベーシックタイプ。スポンジキャップとのり自体とのバランスにノウハウがあり、こう見えて技術的に難しい製品であるという。

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職人技の飛び出す絵本

 ページをめくると精密に作られた恐竜が飛び出す「ジュラシック ブック」は、小西印刷所の3Dポップアップブックである。

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 レーザーで繊細にカッティングしたパーツを1点1点人の手で組み立てたアートのような技巧作品で、日本文具大賞デザイン部門優秀賞が授与された。
 ミラノ大聖堂など世界の有名建築や様々なモチーフを立体化したポップアップ式グリーティングカードは、今後ミュージアムショップでも人気が高まりそうだ。ジェラシックブック、グリーティングカードともに今年の秋からの発売が予定されている。

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ミラノ大聖堂を忠実に再現した飛び出すグリーティングカード

机上を楽しく彩るブロック クリップたち

 「Block Clip(ブロック クリップ)」は、クリップとブロックの両方がドッキングしたデザインフィル社が展開するプロダクト「ミドリ」のアイデア製品。
 バラバラしたり失くしたりしがちなクリップをケースなしでも保管でき、机上に飾ることも可能という機能性とユーモアが融合した今までにない製品で、日本文具大賞デザイン部門優秀賞を受賞した。

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 クリップを組み合わせて作ったワニとフラミンゴ。クリップとしての機能もきちんと果たしながらも、ブロックとして使えるのも楽しい。

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 色と大きさが異なる24個入りクリップのパッケージが4バリエーションそろっている。

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今もっとも注目のメーカーは?