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2017/06/29

【3D&VR展2017】
3Dプリンターは、
樹脂から金属へ!

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ヘキサゴン・メトロジーで展示されていた、「ターミネーター2」のT-800型ターミネーターのエンドスケルトンの上半身モデル。実はこういう磨かれた金属でなおかつ複雑な形状のオブジェなどは3Dスキャニングをするのが難しいらしい。

 6月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催された「第25回 3D&バーチャル リアリティ展」。

 ヘッドマウントディスプレイを装着してコンテンツを体験するVR系のブースは今回も定番だったが、年々増加傾向にあると感じたのが3Dスキャニングだ。いくつものブースで、ドアなどの自動車部品などをスキャンするデモを行っていた。

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ヘキサゴン・メトロジーでは、さまざまなタイプの3Dスキャニング用機器でデモを行っていた。

リバース・エンジニアリングでインフラを支えるワード技研

 今回、自動車部品などの3Dスキャニングデモが全盛の中で、同技術をリバース・エンジニアリングにおいて活用し、インフラのメンテナンスなどを手がけていることをPRしていたのが、ワード技研だ。

 世の中にはCADが普及する何十年も前から稼働しているインフラ設備も多い。しかも、部品に予備がなく、中には設計図が失われてしまっているようなものもあり、故障時に交換ができない状況が危惧されているのだ。

 そこで3Dスキャニング技術を用いて測定データを取得、そこからCADデータを作成、そして部品を製作するという、リバース・エンジニアリング技術が活用されているのである。

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ワード技研のブースでは、ロボットアニメの主人公ロボの顔などを用いて、測定データを取得し、そこからCADデータ化、さらには3DCG化したものを披露していた。主人公ロボの顔にある多数の丸はマーカーで、死角になる部分がなくなるように異なる角度から3Dスキャンした際、複数のマーカーの位置を合わせることで整合性を持たせられる仕組みだ。

 なお、3Dスキャニングで得られた測定データは、正確には3次元の位置情報を持つ点の集まりでしかない。そのため、測定したからといって即CADデータが自動生成されるわけではないのが現状だ。点群から必要な点だけを選んで結んでCADデータ化(モデリング作業)していくのは、現在はまだ人にしかできない作業なのである。

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3Dプリンタは金属タイプがホットに!